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ニコンがREDデジタルシネマカメラを買収

ニコンがREDデジタルシネマカメラを買収

下手なフェイクニュースかと思ったかもしれないが、そうではない。実際、公式プレスリリースで、株式会社ニコンはRED.com, LLCの100%を買収する契約を締結したと発表した。

注:これは発展途上の話だ。詳細については、この記事を頻繁に更新することをお忘れなく。

最近、REDデジタルシネマは、この業界における一連の陰謀の中心となっている。つい数週間前、REDはARRIとの提携を発表し、近日公開予定の映画『トロン:アレス』でARRI DNAレンズを使用するカスタムV-RAPTOR XLカメラを開発した。その直後、REDはV-RAPTOR[X]を発表した。V-RAPTOR[X]は、グローバルシャッター技術を搭載した8K Vista Visionセンサーを搭載した初のシネマカメラである。そして今、私たちは突然、黄色が赤色を引き継ぐことを知った。

2年前、両社がカメラ内圧縮RAWの特許をめぐって法廷で争っていたことを考えると、これはさらに驚くべきことかもしれない。さて、前置きはこれくらいにして、ニコンのプレスリリースを見てみよう。

This picture was posted by Jarred Land, President of RED, on his social media platforms
この写真は、RED社のジャレッド・ランド社長が自身のソーシャルメディアに投稿したもの。画像クレジット:Jarred Land

赤が黄色に – ニコンが米国企業を買収へ

以下、ニコンのプレスリリース。(原文はこちら

株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、業務用シネマカメラの開発、製造、販売、サービスを行う米国のRED.com, LLC(President: Jarred Land、米国カリフォルニア州、以下「RED社」)の創始者であるJames Jannardならびに現社長であるJarred Landとの間で、本件の各種クロージング条件の充足を条件とした上で、RED社の持分の全てを取得することを内容とする持分譲渡契約を締結し、RED社を当社の子会社とすることに合意しました。

RED社は2005年の創業以来、映画やCM撮影などに使用されるプロフェッショナル向けのシネマカメラを手掛ける企業です。同社は、独自のRAW圧縮技術による「RED ONE 4K」や最先端の「V-RAPTOR [X]」などのデジタルシネマカメラを開発するなど、シネマカメラ市場をリードする製品を多くリリースしてきました。RED社の製品は、アカデミー賞の受賞をはじめとした数多くのハリウッド作品に選ばれており、世界中の監督やシネマトグラファーからその革新性と画質が高い評価を得ています。

今回の子会社化により、製品開発における高い信頼性や映像処理技術、ユーザーインターフェイス、光学技術などの知見を持つニコンと、独自の画像圧縮技術やカラーサイエンスをはじめとしたシネマカメラにおけるノウハウを培ってきたRED社の強みが一体化され、業務用動画機において特色のある製品開発が可能になります。双方の事業基盤やネットワークを最大限活用しながら、今後拡大が見込まれる業務用動画市場の開拓を目指します。

お客様に寄り添い、その期待を超える感動体験を提供したいという双方の想いが一致し、今回の合意に至りました。ニコンは、今後も映像表現の可能性をさらに拡げることを目指し、動画領域においても映像文化の発展に貢献します。

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