SWIT BM-U325MDとBM-U326MDは、同社のフラッグシップ4K/8K 31.5インチスタジオモニターで、現在正式に出荷されている。
SWIT BM-U325MDとBM-U326MDは、4月のNAB 2023で初めて紹介された。IBC 2023の期間中、我々はSWITのブースに立ち寄り、ニコラウス・ヤンと彼らの新しいフラッグシップ・スタジオモニターについて話を聞いた。
SWIT BM-U325MDとBM-U326MDの特徴
SWIT BM-U325MDとBM-U326MDは、4K UHD解像度3840×2160の31.5インチスタジオモニターだ。両モデルの主な違いは、BM-U325MDではオプションとなっているSFPファイバー入力ポートが、BM-U326MDでは2つ内蔵されていることにある。
ディスプレイの最大輝度は1,500nits、コントラスト比は100万：1で、HDRに対応している。また、このディスプレイはDCI-P3の色空間を100％カバーすることができ、市場の多くのモニターとは対照的に、実際の10ビットディスプレイを搭載している。SWITによれば、このモニターは音声や映像の遅延がゼロだという。
IBC 2023でSWIT BM-U326MDを実際に見たが、2304のローカルディミングゾーンを持つミニLEDが生み出す画質、色の豊かさ、重厚な黒に非常に感銘を受けた。
モニターの背面には、4つの12G-SDI入力ポートと4つの12G-SDI出力ポート、そしてHDMI 2.0入力ポートがある。BM-U325MD / BM-U326MDは、1系統の4K入力、4系統のSDI入力によるクアッドビュー、8K画像を生成するクアッドリンクをサポートしている。ビデオ入力の最大解像度はDCI 4K、最大60Pだ。最後に、モニター背面にはIPウェブサーバーによるリモートコントロール用のRJ45ポートがある。
ハイエンドのスタジオモニターに期待できるように、BM-U325MDとBM-U326MDには、波形、ベクトルスコープ、ヒストグラム、アイパターン、フォーカスアシスト、フォールスカラー、ゼブラ、16チャンネルオーディオメーター、USBポート経由の3D LUTサポート、信号をRec.709、HLG、またはPQカラースペースに変換するための複数の内蔵カメラDelog Lutsなど、多くのモニタリングツールが内蔵されている。
価格と発売時期
SWIT BM-U325MDの小売価格は19,000ドル、BM-U326MDは26,000ドルだ。両モデルとも現在入手可能だ。
詳細はSWITのウェブサイトをご覧ください。
