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Teradekが4Kモニターモジュール750 TXを発売

Teradekが4Kモニターモジュール750 TXを発売

Teradekは4Kモニターモジュール750 TXをリリースした。これは750フィート(約228m)の4K HDR伝送が可能なトランスミッターユニットで、ワイヤレスカメラコントロールも可能。しかも、SmallHD Smart 7のモニターにそのまま接続できる。

新しい4Kモニターモジュール750 TXは、RX(受信機)と同様に、SmallHD Smart 7モニターの背面にボルトで簡単に取り付けることができる。従って、ユニット全体で必要なのものは、電源と入力だけで設置場所も1か所で済む。2台目のユニットというよりは、モニターの延長線上にあるような機能だ。すでにSmallHDモニターのユーザーには朗報だが、残念ながら他のメーカーは対象外だ。 

仕様と特徴

4K Monitor Module 750 TXのスペックについては、申し分ない。ゼロディレイの4K/30p、10ビットの4:2:2 HDR映像、そしてもちろん750フィート(約228m)の伝送を実現している。Teradekの “ブロードキャストモード “に対応しており、1台の送信機で無制限の数の受信機と通信することができる。また、iOS/Android用の「Bolt App」と組み合わせることで、5GHzの伝送チャンネルの調整や干渉のモニタリングが可能だ。

そして、Teradekの4Kモニターモジュール(TXとRXを1台ずつ)とARRIカメラ(現在発売中)またはREDカメラ(近日中にソフトウェアアップデート予定)をペアで用意すれば、ワイヤレスモニターからカメラを完全にコントロールできるようになる。これは、ハイエンドのドローンパイロット、遠隔地でのカメラマン、あるいはISOを変更したりNDを変更したいだけのDPにとって、非常に大きな利点と言える。

From their website:

“ARRIのワイヤレスカメラコントロールを設定するには、以下のハードウェアとソフトウェアが必要。

  • Cine 7モニター+Bolt 4Kモニターモジュール750 TXをARRIライセンスをインストールしたカメラに接続(Cine 7モニターを2台使用する場合は、どちらにもライセンスをインストールする)。
  • 任意のSmart 7モニター+Bolt 4K Monitor Module RXをリモートモニターに接続してワイヤレスコントロール”

“KOMODOまたはDSMC2(今夏以降に発売予定)のワイヤレスカメラコントロールを設定するには、以下のハードウェアとソフトウェアが必要。

  • 任意のSmart 7 Monitor + Bolt 4K Monitor Module 750 TXを、必要なカメラコントロールケーブルでカメラに接続。
  • リモートモニター上の任意のSmart 7 Monitor + Bolt 4K Monitor Module RX。
  • いずれかのSmart 7 MonitorにインストールされたKOMODOまたはDSMC2用のカメラコントロール。”
Bolt 4K Monitor Module 750 TX
Image Credit: Teradek

Vitec touch

この製品は、セミクローズドなエコシステムの利点を示すもので、Vitecグループは、これまでにSmallHD、Teradek、そしてそれらの基盤となるワイヤレスチップを製造するAmimon社を買収してきた。 これらの企業を一つの傘下に収めたことで、VitecはTeradek 4K Monitor Moduleファミリーのような共同製品への道を開いた。しかし、その一方で、Teradekの最新機能を利用したいと考える他のモニターへの門戸を閉ざしてしまった。BlackMagic、Atomos、PortKeysなどは、独自のソリューションを見つけなければならないだろう。

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