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Leica SL2-Sがファームウェアアップデート

Leica SL2-Sがファームウェアアップデート

LeicaSL2とSL2-Sのファームウェアのアップデートがリリースされた。SL2-Sは、12bitのRAWビデオ信号をHDMIで出力し、外部機器で記録することができるようになる。両機種とも、写真と映像の両面で新機能が追加されている。

LeicaSL2は、2019年11月に発売されたが、当時、この47メガピクセルのフルフレームミラーレスカメラは、そのビデオスペックが内部で5K30と4K60記録できることで話題になった。(レビューはこちら

1年後、ライカはより手頃な価格のSL2-Sを発表した。このカメラは24.6メガピクセルで、最大25fpsの14ビットDNG RAW連続静止画(音声なし)を無制限に内部記録でき、動画は最大DCI 4K 30fps(4:2:2 10ビット)またはDCI 4K 60fps(4:2:0 8ビット)を記録できる(レビューはこちら)。さらにラボテストも行っている。

今回、同社はSL2とSL2-Sの新しいファームウェアアップデートを発表し、ビデオ関連の機能を追加した。SL2-SはHDMI経由でRAWビデオ出力することができるが、それ以上の機能を追加している。

Leica SL2 ファームウェア 4.0

ライカSL2は、新しいファームウェアで操作面での改良がされている。以下は、写真と動画の新機能と改善点。

  • ISO感度をサムホイール/フロントダイヤルで直接設定可能
  • WLANの自動シャットダウンまでの時間を設定可能(Wi-Fiスリープモード)
  • ジョイスティックによる写真とビデオのタグ付け
  • Lマウント・アライアンスレンズの機能追加
  • Fnボタンで直接アクセスできる機能追加
  • AF測光方式「パーソンディテクション」による瞳の選択機能
  • 1/2EV、1/3EVのきめ細かいISO感度設定が可能
  • パワーセービングモードを完全に解除可能(HDMI録画時のAFシステムシャットダウンなし
  • HDMI経由の録画時はAFシステムシャットダウンを行わない
  • ファームウェアのバグフィックス
Leica SL2
Leica SL2. Image credit: CineD

改善された動画機能。

  • シネモードでのTストップ(1⁄2、1⁄3刻み)単位での絞り値設定
  • ライカFOTOSとのHDMI出力の互換性
  • USB接続時のHDMI出力の互換性

新しくなった写真専用機能。

  • AF測光位置のクイックチェンジ(直近の測光位置と画像センター間)
  • 露出と被写界深度のプレビュー
  • ジオタグ機能(via Leica FOTOS)

また、Leicaがファームウェア4.0の各新機能を深く掘り下げたリリースノートをPDFファイルでダウンロードすることができる。

Leica SL2-S ファームウェア 3.0

SL2-Sのファームウェア3.0の最も注目される新機能は、12ビットのRAWビデオ信号をHDMIで出力し、 Atomos Ninja V、V+、Blackmagic Video Assist 12Gなどの外部機器で記録できるようになったことだろう。ただし、SL2-Sでは、フルセンサーをHDMI経由でRAWビデオ信号として出力することはできず、Super35クロップのみとなる。

以下は、写真とビデオの新機能と改良点。

  • ISO感度をサムホイール/フロントダイヤルから直接設定可能
  • WLANの自動シャットダウンまでの時間を設定可能(Wi-Fiスリープモード)
  • ジョイスティックによる写真・動画へのタグ付け
  • Lマウント・アライアンスレンズの機能追加
  • Fnボタンで直接アクセスできる機能追加
  • AF測光方式「パーソンディテクション」による瞳の選択機能
  • 1/2EV、1/3EVのきめ細かいISO感度設定が可能
  • パワーセービングモードを完全に解除可能(HDMI録画時のAFシステムシャットダウンなし
  • HDMI経由の録画時にAFシステムのシャットダウンはない
  • ファームウェアのバグフィックス

新たに改善されたビデオ機能。

  • 外部機器録画のためのHDMI経由のrawフォーマット出力
  • シネモードでのTストップ(1⁄2および1⁄3刻み)単位での絞り設定
  • ライカFOTOSとのHDMI出力の互換性
  • USB接続でのHDMI出力に対応
Leica SL2-S
Leica SL2-S at work. Image credit: CineD

以下は新しくなった写真機能。

  • AF測光位置のクイックチェンジ(最近使った位置と画像センター間)
  • 露出と被写界深度のプレビュー
  • ジオタグ機能(via Leica FOTOS)

SL2-Sに関しても、同社がファームウェア3.0の各新機能を深く掘り下げて説明しているリリースノートをPDFファイルでダウンロードできる。

価格と発売時期

ファームウェアのアップデートはいずれも無償で提供され、ライカのウェブページからダウンロードできる。SL2のアップデートのリンクはこちら、SL2-Sのファームウェアアップデートのリンクはこちら。カメラ本体は現在、6,995ドル(SL2)または5,195ドル(SL2-S)で販売されている。

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