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ソニーがAPS-C用広角レンズ「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」を発売

ソニーがAPS-C用広角レンズ「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」を発売

ソニーは、APS-C用に設計された小型・軽量のEマウント広角レンズ3本を発売する。パワーズームレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」、プライムレンズ「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」の3モデルだ。すべてのレンズは今月末に発売され、価格は600ユーロから。

ソニーはフルサイズのαシリーズで業界に革命を起こしたが、今回の製品発表は、ソニーがAPS-Cのラインアップを選択するエントリーユーザーをターゲットにしたものだ。

今回発表された「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」は、広角レンズを求めるコンテンツクリエイターに最適なレンズといえそうだ。

Image credit: Sony

ソニーの新しいAPS-C広角レンズ共通の特徴

それぞれのレンズのスペックに踏み込む前に、共通する部分を見てみよう。まず、3本のレンズとも軽量・コンパクトを意識して設計されている。E PZ 10-20mm F4 Gの178g(Power Zoomレンズとしては驚異的!)、非常に明るい E 15mm F1.4 Gの219gとなっている。

Image credit: Sony

さらに、すべてのレンズが静止画・動画撮影時に優れたAF性能を発揮するとしている。また、軽量であることから、長時間カメラを構えて撮影することが多いユーザーに最適なレンズであるとしている。

また、今回の新機種では、耐候性や操作性にもこだわっている。すべてのレンズに防塵・防滴設計を施し、過酷な環境や悪天候下での撮影でも安心して使用できる。さらに、全レンズ鏡筒にフォーカスモードスイッチ(AF/MF)とカスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンを装備している。

APS-C用広角パワーズーム「E PZ 10-20mm F4 G

E PZ 10-20mm F4 Gは手のひらに収まる軽快なパワーズームレンズだ。178gと、従来の「E 10-18 F4 OSS」よりも約20%軽量化されている。前面に62mm径のフィルターを装着できるフィルタースレッドを備えている。

Image credit: Sony

ズーム全域で開放F値がF4と一定なので、丸く滑らかなボケが得られる。光学設計は、3枚の非球面レンズ、2枚のED(Extra-Low Dispersion)レンズ、そして1枚のED非球面レンズを採用している。これにより、光学収差、色収差の発生を抑えている。

また、ズーム機構とフォーカス機構は、全内蔵型となっている。そのため、ズームイン・ズームアウト時やフォーカス距離の変更時に鏡筒の長さが変化することはない。ちなみに、このレンズの最短撮影距離はAF時で0.2m、マニュアルフォーカス時で0.13~0.17mとなっている。ズームは、ズームリングとレンズ本体の専用レバーのどちらでも可能で、ズームスピードも調整できる。

E 15mm F1.4 G

E15mmF1.4Gは、66.6×69.5mmという非常にコンパクトなボディにF1.4の大口径を実現した、この3本シリーズの中で最も明るいレンズだ。光量の少ないシーンで有用で、被写体と背景をきれいに分離することができる。また、最短撮影距離0.17mは、広角でのクローズアップ撮影を可能にする。

Image credit: Sony

リニアレスポンスMFに対応したフォーカスリングに加え、マニュアルアイリスリングと2種類の設定(ON/OFF)が可能な絞りクリックスイッチが付属している。ONに設定すると、手動でF値を変更する際に触覚的なフィードバックが得られ、OFFに設定すると、連続的で滑らかなアイリスコントロールがができる。

Image credit: Sony

このレンズは、3枚の非球面レンズ、1枚のEDレンズ、1枚のスーパーEDレンズで歪みを減らし、シャープネスを高め、色収差を抑えている。ソニーによると、フォーカスブリージングは最小限で、対応するカメラボディで補正することも可能としている。

E 11mm F1.8

超広角レンズE 11mm F1.8は、F1.8で撮影した場合でも、端から端までシャープネスを提供する。

Image credit: Sony

このレンズは、直径66mm、長さ57.5mmと非常にコンパクトで、E PZ 10-20mm F4 G(181g)よりも数グラム重くなっている。超広角レンズではあまり見かけない前面フィルターネジ(55mm)を装備しているのが大きなセールスポイントとなっている。

Image credit: Sony

E 11mm F1.8は、2つの兄弟レンズと同様に、全内部焦点機構を持ち、非球面レンズ3枚とEDレンズ3枚を搭載し、最適な画質を実現している。このレンズは全体的に非常にシンプルなデザインで、正確なフォーカス操作のためにリニアレスポンスMFをサポートしている。最短0.12mまでピント合わせが可能となっている。

価格と発売時期

「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「ソニー E 11mm F1.8」は、6月24日発売予定。価格は以下の通り。(国内はオープン価格)

  • E PZ 10-20mm F4 G – €850
  • E 15mm F1.4 G – €850
  • E 11mm F1.8 – €600

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