フジノンMKXレンズを発表 - Xマウントに対応
フジノンMKX T2.9シネレンズは発表されたが、これには富士フイルムのカメラユーザーのためのユニークな機能が搭載されている。CP+で同社の野口氏にお話を伺った。
フジノンMKレンズは先にEマウントで発売され、ヒット商品となった。今回富士フイルムのXマウントバージョンが発表されたが、これは単なるマウントが変更されただけではない。同社のX-H1などXシリーズカメラと組み合わせると、レンズからカメラにデータが送られるようになっている。これにより、カメラでレンズのディストーションや色/輝度シェーディングの補正を行うことができる。
レンズデータ
カメラに転送されるレンズデータには、アイリス(T-stop)情報、フォーカス距離、ズーム情報が含まれる。この情報はカメラのLCDモニターに表示できるほか、ホワイトバランスの改善にも役立っている。Cinema5Dでは、できるだけ早いタイミングでレビューする予定だ。
フジノンMKX 18-55mmは549,500円(税別)、MKX 50-135mmは599,500円(同)の予定。これら2本のレンズの主な特徴は次のとおり。
MKX 18-55mm T2.9とMKX 50-135mm T2.9の主な特長
- 6枚のスーパーEDレンズと2枚のEDレンズ(50〜135mmは2枚のスーパーEDレンズと2枚のEDレンズ)を含む17群22枚のレンズ構成を採用。
- 焦点距離全域でT2.9の明るさを実現、浅い被写界深度でボケ味を活かした映像の撮影が可能。これにより、照明を再調整する必要がなくなり、撮影時間を短縮することができる。
- Xマウントの短いフランジバックの利点を光学設計に最大限に取り入れることにより、コンパクトで軽量なボディにもかかわらず、高度な光学性能を実現している。
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