AtomosがNinja V 用AtomX SDI Moduleを発表
NAB 2019でAtomos がNinja Vレコーダー用のAtomX SDIモジュールを発表した。同社のCEO Jeromy Young氏にインタビューを行った。
SDI Moduleの概要
Atomos Ninja Vは、HDMI入力を持ちProRes RAWで記録可能なモニター/レコーダーだ。数多くの便利なモニタリングツールと多様な記録フォーマットを備えている。ただし現在のところHDMIでRAWを出力するカメラはNikon Z 6 / Z 7(記事はこちら)だけだ。 AtomX SDIモジュールは、SDI入出力をNinja Vに追加することができるが、この入力をRAWで記録することはできない。たとえば、ソニーFS5、FS7、あるいはパナソニックEVA-1 からProRes RAWを記録するにはShogun 7またはShogun Infernoが必要となる。
SDIモジュールは2系統の12G SDIポートを備えており、ポートは双方向となっている。入力ポートと出力ポートというだけではなく、デュアルリンクSDI入力、あるいは一方をSDI入力、もう一方をSDI出力、さらには2系統の別々のSDI入力としても設定できる。ただし、HDMI入力を変換してSDIポートから出力すること、あるいはその逆はできない。
解像度に関しては、SDIモジュールを介してApple ProResまたはAvid DNxフォーマットで最大4K60pあるいは最大2K240pまで記録することができる。 またAtomX SDIモジュールは、Ninja Vを介してファームウェアのアップグレードが可能だ。そのため、将来クロスコンバージョンなどの機能が追加される可能性がある。Ninja Vとと同様、NPスタイルのバッテリーでSDIモジュールに電力を供給する。
価格と発売時期
AtomX SDIモジュールは来月発売される予定で、価格は199ドル。新しいAtomX Sync、NDIモジュールは、Syncモジュールが149ドル、NDIモジュールが195ドルで間もなく発売される予定。
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Atomos Ninja V (ATOMNJAV01)