Core SWXがHelix Max 275、360を発売 – B-G-、V-マウントに対応した大容量バッテリーパック

2023.3.15

Core SWXがHelix Max 275、360を発売 - B-G-、V-マウントに対応した大容量バッテリーパック

Jürgen Moors2023.3.15

バッテリーメーカーのCore SWXは、Helixデュアルボルテージバッテリーを拡充し、新たにHelix Maxバッテリーを発売した。18,5Ahの小型のHLX-275MXと25,5Ahの大型のHLX-360MXは、いずれもVマウント、Gマウント、Bマウントのバージョンが用意されている。

Core SWXは、映画産業向けの高品質で革新的なパワーソリューションに特化した米国のバッテリーメーカー。Helixデュアルボルテージバッテリーのラインアップは、もともと2019年のNABで紹介されたものだ。Helixバッテリーをご存じない場合は、発売に関するこちらの記事もご覧ください。

Core SWX Helix Max HLX-275MX HLX-360MX — HLX-275MX and HLX-360MX – Source: Core SWX

Helix Max 275および360 – 特徴

Helix Maxバッテリーラインは、シネマカメラや照明機器の電源に焦点を当て、高電圧アプリケーションのために14v/28vのNative Dual Voltageを出力する。その設計により、最大33.6Vの出力が可能で、より少ない電流、より少ない発熱で、動作時間を延長することができる。さらに、Helixは標準的なVマウントとGマウントのリチウムイオン機器で充電が可能で、レンタルやプロダクション環境での統合を可能にする。

ネイティブデュアルボルテージバッテリー

CoreのNative Dual Voltageプラットフォームは電力供給システムで、Helix Maxバッテリーパックを14Vから最大33.6Vの機器や充電器、高電圧のシネマカメラ機器や照明器具に対応させることができる。このプラットフォームにより、Helix Maxバッテリーは、高電圧で最大12A、低電圧の機器では24Aのスループットを提供することができる。

ネイティブデュアル電圧プラットフォームは、バッテリーの主電源に電力調整がないため、100%効率的な電力伝送を可能にする。

Helix MaxのランタイムLCDとLEDゲージ

Helix Max 275と360の両モデルは、バッテリーパックの側面に取り付けられた3相のバックライト付きLCDスクリーンを搭載している。この小さな画面は、バッテリー残量や充電状況などの情報を提供することができる。パックを使用していないときは推定ランタイム、使用中は数秒ごとに負荷をサンプリングして実際に計算したランタイムを表示するように設計されている。

充電器に置くと、液晶が90度回転し、満充電になるまでの残り充電時間を表示する。さらに、LCDにはバーグラフ、ランタイム（時間・分）、残容量パーセントが表示され、いつでも正確に残量を知ることができる。

すべてのモデルには、ラップアラウンド型バッテリーステータスLEDゲージが装備されている。この機能により、撮影監督は撮影現場のどこからでもバッテリーの状態を確認することが可能となった。パックのサイドにあるボタンでLEDを点灯させ、未使用時の充電状態を表示させることができる。