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リーベックがエントリーモデルのTH-V三脚を発表

Inter BEE 2023で、日本のカメラサポートシステム専門メーカーであるLibecは、2024年3月に発売予定のTHシリーズのエントリークラスの三脚TH-Vを発表した。同社の山口宏一氏にインタビューを行ったのでレポートする。

少し前に新本社と工場拡張を取材したが、Libecは70年以上前にスタートした日本のカメラサポートメーカーだ。今月、日本で開催されたInterBEEトレードショーで新製品を展示した。

軽量でわかりやすい三脚

Libec TH-Vは、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼レフカメラ、そしてハンドヘルドビデオカメラを使用するすべてのビデオグラファーやコンテンツクリエイターをターゲットにした、新しいエントリーレベルの三脚だ。THシリーズの三脚は、コストパフォーマンスに優れ、軽量で使いやすい。

TH-Vは、75mmボールとフラットベースを備えたフルード雲台を搭載している。Libecではこれを「デュアル雲台」と呼んでおり、75mmボール三脚、フラット雲台写真三脚、スケートドーリー、スライダーなどに簡単に使用できるよう、汎用性と互換性のある設計を目指している。雲台は、クランプをネジ止めすることで、機器ごとに簡単に交換できる。スライディングプレートはマンフロットやサッチラーの雲台に対応し、ワンタッチで着脱できるため、セットアップ時間を短縮できる。

従来モデルとの違いは、ドラッグがロック機構から分離した専用のフリクションコントロールノブでチルトとパンをコントロールできるようになったことで、三脚の剛性を簡単に変更できるようになった。また、ドラッグはパンニングやティルティング時のスムーズな動きと一定速度を確保し、撮影中のぐらつきを回避する。

The TH-V comes with an illuminated bubble level and a sliding plate – Source: Libec

Libecは、頑丈なプラスチックとアルミニウムを組み合わせることで、この軽量三脚(3.7kg/8.15ポンド)を設計した。三脚に「プラスチック」と聞くと、機材の耐久性に関して私たちが抱く不安がよぎるのは分かる。しかしLibecは、プラスチック成型の専門知識を活かし、硬さと重量のバランスを取ることで、カーボン三脚よりも手頃な価格で、耐久性がありながら軽量な製品を実現したと断言している。

TH-V三脚は最大5kgの可搬重量で、ミラーレスから大型のハンディビデオカメラまで、幅広いカメラに対応する。三脚は最大163cmまで伸長し、最も低いセットアップは約70cmだ。同社はまだ三脚の機能を微調整しており、近日中に詳細が発表されるかもしれない。

価格と発売時期

Libec TH-Vは、あらゆる状況での安全性を確保するため、徹底した品質管理チェックとテスト手順を経て、2024年3月に発売される予定だ。価格は、三脚、雲台、ケース込みで360~370ドル程度となる。雲台のみは約200ドルで別売りもされる。Libecのホームページはこちら

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