Deity HD-TX - 無線伝送機能を持ったオーディオレコーダー
新しいDeity HD-TXは、オーディオの録音と送信が可能で、アナログリミッターの適用によりデータ損失のリスクを軽減できる。
Deityは、従来のワイヤレスオーディオ機器のラインアップに加え、HD-TXを導入した。HD-TXは従来の製品と同様、トランスミッターとして動作するが、マイクロSDカードを挿入するとマイクからネイティブオーディオを録音することができる。
記録機能を追加し安全性を確保
オーディオをワイヤレスで伝送するのは便利だが、電波障害が発生した場合、オーディオデータは失われてしまう。HD-TXは無線伝送する前に本体でオーディオ録音することにより安全性を高め、さらにアナログリミッターでピークや歪みを防ぐ。
Deity HD-TXには、1系統のXLRコネクタがありハンドヘルドマイクやブームマイクから入力することができる他、ラベリアマイク用の1系統のモノラル3.5mmミニジャック入力が用意されている。両方を同時に使用することはできないが、XLRマイクを接続するとファンタム電源が必要かどうかを選択できる。
オーディオは24ビット/ 48khz PZMロスレス.wav形式で録音される。内蔵のリチウムバッテリー(2600mA)は、ファンタム電源を使用している場合でも10時間以上持続する。
S-Mic 2S
従来のS-Mic 2に基づいて設計された小型のS-Mic 2Sマイクロフォンは長さ12cmだが、S-Mic 2と同じ回路を備えている。これは、ブームや直接HD-TXに入力する場合、通常の指向性マイク設定で使用できる。
S-Mic 2SとHD-TXを既存のDeity-Duo RXに接続して、完全なワイヤレスオーディオソリューションを実現できる。
2つの製品は個別に購入でき、数か月後の出荷を目指している。