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Aputure NOVA P300c LEDパネルライトレビュー

Aputure NOVA P300c LEDパネルライトレビュー

LEDパネル照明は多くのメーカーから発売されているが、NOVA P300c LEDパネルライトはAputureが発売している比較的手ごろな価格のRGBWWパネルライトだ。

器具だけで$ 1,699、キットで$ 1,899と、価格帯は平均的なものだが、高価格品に負けない多くの機能を備えている。

Aputure P300c Nova. Image credit: Graham Sheldon

カラー対応のLEDパネルは多くの類似点がある。ほとんどはDMXやBluetoothコントロールが可能で、カラーコントロールを備えたCCTモードと、内蔵のゲル、そして稲妻や火などのエフェクト機能がある。どれも大きな違いは無い。 AputureのNOVA P300Cも大きな相違点は無いが、比較的手頃な価格で、高出力なLEDパネルだ。

ライトを選択する場合、個人的な経験から言えば、さまざまなスタイルの撮影で使用でき、簡単に操作できることを重視している。NOVA P300Cはどこにでも持って行ける照明器具だ。

1,899ドルのキットには以下が含まれている。

  • ローリングハードケース付きNOVA P300c
  • スタンドクランプ
  • ロングヘッドケーブル(9.8 ′)
  • ショートヘッドケーブル(2フィート)
  • AC電源ケーブル
  • コントローラー

ローリングケースが付属しない$ 1,699バージョンも用意されている。個人的には、P300c Nova用に用意されている$ 149のAputure Softboxアクセサリも追加したい。 DoPChoiceやTRP Worldwideなどの他のブランドも、NOVA用のソフトボックスアクセサリを販売しているが、一般的には高価だ。

Very sturdy rear carrying handle. Image credit: Graham Sheldon

ファーストインプレッション

Nova P300cをローリングケースから取り出すときに最初に気付くのは、小さい割には重いということ。ケースとアクセサリーを使用すると、キットの総重量は25Kgになるが、Nova P300c自体の重量はわずか10Kgだ。航空会社によっては、チェックイン時に追加料金が発生する可能性がある。比較のために、ARRI Skypanel S60-Cの重量は12Kg、Litepanels Gemini 2×1の定格は10Kgだ。

P300cにゴールドまたはVマウントのバッテリープレートオプションがないことが分かった。これは屋外で使う場合不便で、発電機や壁コンセントが無いところでは使えない。

ただし、Aputureは2ベイバッテリーパワーステーションを開発中で、2ボルトまたはゴールドマウントバッテリーを3ピンXLR 48V DCに変換して使用できる。価格と発売時期は未定だが、数か月以内に発売するとされている。

Nova P300cは、非常にしっかりした作りで、上部の金属製ブラケットハンドルは、ライトを衝撃から保護し、しっかりとした持ち手にもなる。そのため重量が増加していると容易に推測できる。

Softbox mounted on the Nova. Easy to set up and break down. Image credit: Graham Sheldon

操作性

ソフトボックスの取り付けは簡​​単で、デザインはよく考えられている。金属フレームをライトに貼り付け、4本の隆起したワイヤーを所定の位置にポップするだけで取り付けることができる。現在、ソフトボックスには1つのディフュージョンのみ。ソフトボックスには、光を狭めるグリッドアタッチメント(別売)も用意されている。

MK II世代のAputureライトに見られる多くのデザイン改善により、頑丈な左側ヨークも用意されている。60cmのケーブルを使用してコントローラーユニットを本体の背面に取り付けるか、3mのケーブルを使用してコントローラーをスタンドに設置できる。どちらのオプションもうまく機能し、ケーブルとスタンドクランプの両方の長さがあると便利で標準装備されている。

The included Nova P300c Controller Unit. Image credit: Graham Sheldon

コントローラーでは、次のようないくつかのモードを使用できる。

  • ゲル–さまざまな一般的なゲルを適用できる。
  • CCT – 2000K〜10000Kの間で調整可能。
  • HSI – 1〜360度。
  • RGB –強度、彩度、X / Y座標を制御。
  • FXモード–火、テレビ、稲妻、欠陥のある電球、溶接、花火、パトカーなどが用意されている。

もちろん、強度、彩度、さらには緑/マゼンタシフトを変更することもできる。コントローラーの前面にあるプリセット1〜4のボタンを使用すると、さまざまな機能のプリセットが可能。洗練された操作性で、使いやすいコントローラーだ。

なお、フラッシュドライブを使用してUSBポート経由でファームウェアを更新できる。

外部コントロール

以前にcinema5DでSidus Linkアプリについて説明したが、Novaでも5.0 Mesh Bluetoothをモバイルデバイスから制御できる。また、コントローラーのベースにあるDMX512ポートを介してDMXコントロールも使用できる。

Image credit: Graham Sheldon

フィールドテスト

Nova P300cをフィールドで、コマーシャル撮影に使用した。以下に結果を記しておく。以下は、カメラからのキーライトとして機能するNova +ソフトボックス/グリッドがオレンジ色に設定された画像。 ARRIスカイパネルS60-Cも使用されている。部屋の後ろにはパイプに取り付けられた2つのAputure MCがバックグラウンドで使用されている。

Image credit: Graham Sheldon. Model credit: Thea Ulrich

Nova P300cは満足できる器具だった。Novaは、他のブランドの照明器具ともうまく適合する。

撮影中に、$ 6,000近くのSkypanel S60-Cの出力がNovaより強力なことに気付いたが、NovaとSkyPanel S30-Cを比較する必要はないだろう。 LitepanelsのGemini 2×1と機能を比較すると、出力はNovaに似ているが、Litepanels Gemini 2×1のコストがP300c Novaのほぼ2倍であることを考えると、これはかなり印象的だ。

まとめ

Novaは、被写体を直接狙う、または色のアクセントやスペースの照明を提供する(ゲルは不要)用途の広いソフトキーライトで、現在の第2世代のAputure製品にうまく適合している 。

Novaの品質と出力は、レンタルハウスの用途にも対応でき、フィールドで過酷な使用にも耐えられるものだ。また、コスト的にも、Nova P300cは非常に満足できるものだ。

関連商品

フジヤエービックのショップサイト

Aputure LS C300dII

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