NANLITEはNAB2024に先立ち、3つの新しいPavoSlim LEDパネルライトを発表した。PavoSlim 240Bバイカラーと240C RGBWWは2’x2’の折り畳み式LEDパネル。パネルを半分に折りたたむことで、この2つのライトは小さなパッケージで大きな光源を提供する。RGBWW PavoSlim 60CLはユニークな2 x 0.5ftパネルで、車のような狭いスペースに適している。
シネマトグラファー、ガファー、コンテンツクリエーターは常に機材を明るくする方法を探している。LEDクロスライトは、最小限の重量でソフトな光源を得る方法を提供する。しかし、重量不足は出力不足に反映されることもある。NANLITEのPavoSlimパネルライトは、軽量なメタルデザインと高出力を組み合わせた選択肢を提供する。
PavoSlim 240B/240C
240シリーズは2×2サイズのライトで、大きくソフトな光源を提供するように設計されている。これはインタビュー用のキーライトとして一般的なサイズだ。5600Kで、1mで22,990ルクスの印象的な光を発する。(比較のため、インテリテックのミニメガ4FCライトクロス3.02×2は1mで7920ルクスを出す）。240Bは、より高い出力を提供するバイカラーの選択肢だ。240Cは完全なRGBWW機能を提供する。
240Bと240Cは、ACまたはDC電源、またはVマウントバッテリーで駆動できる。電源には2つのVマウントプレートが搭載されているので、ライトを消灯させることなくバッテリーをホットスワップすることができる。各ライトには、ライトの取り付けや改造のためのアクセサリーが付属している。
The PavoSlim 60CL
狭いスペースにライトを入れる必要がある場合、NANLITEはPavoSLim 60CLを提供する。ソニーNPバッテリーまたはVマウントで動作する薄型ライトだ。1mで7,000ルクス（5600K）以上の出力があり、カラーオプションも充実している。
放熱フレーム
PavoSlimライトの背面は金属ヒートシンクになっている。240B/240Cがインテリテックのように4つ折りではなく、2つ折りにしかならないのはこのためだ。この金属フレームは熱を非常に効率的に拡散させるので、NANLITEのエンジニアはライトクロスよりはるかに大きな出力を与えることができた（と彼らはマーケティング資料で述べている）。しかし、CRI/TLCIはPavoSlimで平均95/97、Intellytechで97/99だ。このことから、ユーザーは出力、重量、色精度のいずれを重視するかを検討する必要があることがわかる。
価格と発売時期
PavoSlim60CLは599ドル、PavoSlim 240Bは1150ドル、PavoSlim 240Cは1550ドルとなっている。発売は5月下旬を予定している。
詳しくはNANLITEのホームページご覧ください。
