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ソニーがFX6のファームウェア V2をリリース

ソニーがFX6のファームウェア V2をリリース

ソニーは、フルフレームシネマカメラFX6の新しいファームウェアアップデートv2.00を発表した。改善されたトラッキングAF、ブリージング補正、HDMI経由の16ビットRAW出力、ボケコントロールモード、ピクチャーキャッシュ記録、SR LiveのHDRとSDRデュアルプロダクション、4チャンネルオーディオレベルメーターなどが実現されている。

カメラオーナーにとって、自分の仕事道具が無償のファームウェアアップデートで新機能や改良を受けるのは、いつでも嬉しいことだ。今回、ソニーは、FX6の新しい無償ファームウェアアップデートv2.00をリリースする。同社の他のカメラに採用されている機能や、全く新しい機能もある。

FX6のファームウェアv2.00

ソニーFX6は、発売から1年以上が経過した。2020年11月に発表され、「α7S IIIのような」スペックと、軽量のシネマカメラのエルゴノミクスとの組み合わせで、すぐに脚光を浴びた。(レビューはこちら)。また、私たちのFX6ラボテストでも、このカメラの能力と画質の全体像を見ることができる。今回、ソニーは新しいファームウェアv2.00でこのカメラをさらに改善し、以下の機能を追加している。

Sony FX6. Image credit: CineD

進化したAIベースのAF

まず、FX6ではオートフォーカスがFX3と同等になるように改善された。ソニーはこれを「アドバンストAIベースAF」と呼んでおり、カメラと被写体の両方が動いているようなトリッキーな状況でも、より粘り強いリアルタイムトラッキングが可能になる。タッチ追尾は、AFモードとMFモードで利用できる。追尾する被写体は、ディスプレイをタッチするか、ハンドルのマルチセレクターで指定できる。

Tracking AF – Sony FX6. Image credit: CineD

ブリージング補正

もうひとつの新機能は、ソニーがα7 IVで初めて搭載した「ブリージング補正」だ。フォーカスのブリージングを最小限に抑え、フォーカスを変えても同じ画角を保てるようになる。ただし、この機能は以下の一部のソニー製レンズでのみ利用可能だ。SEL14F18GM、SEL20F18G、SEL24F14GM、SEL35F14GM、SEL50F12GM、SEL85F14GM、SEL100F28GM(マクロ切り替えリングを「0.1」に設定するとブリージング補正機能は使用不可。 57m-1.0m.」)、SEL135F18GM、SEL1224G、SEL1635GM、SEL2470GM、SEL24105G、SEL28135G、SEL70200GM(テレコンバーター-SEL14TC/SEL20TC-装着時は使用不可)、SEL70200GM2。

Breathing compensation in Sony FX6 menu. Image credit: CineD

HDMIによる16ビットRAW出力

FX6では12G-SDIに加え、HDMIによる16bit RAW出力も搭載している。対応する外部レコーダーに4K UHD 60pを出力することができるようになる。これにより、α7S IIIやFX3も持っているユーザーは、 Atomos Ninja Vなどの外部レコーダーをSDIコンバーターなしで使えるようになるので、より便利になる。

ボケ味コントロールモード

興味深い新機能として、露出の変化を最小限に抑えながらボケを簡単に調整できる「ボケコントロール」モードがある。このモードは、内蔵の電子式可変NDフィルターと、新たにゲイン/ISOを使用し、ユーザーが絞りを変更した際に、この2つの値を自動的に調整するもの。これにより、被写界深度が変化しても安定した露出の画像を得ることができる。この機能は、クリック感のない絞りリングを持つレンズを使用する際に、リングを手動で回転させることで効果を発揮する。この機能はFS5 / FS7 IIで既に採用されているが、新しいのはISOもシームレスに調整され、均一な露出のDOF変化のような映像を作り出すことだ。

Bokeh control in Sony FX6 menu. Image credit: CineD

SRライブのHDRとSDRのデュアルプロダクション

FX6にも、Z190でおなじみのSR Live用のHDRとSDRのデュアルプロダクションが搭載された。HDRの情報をパイプラインに残したまま、EVF上でのSDRエミュレートプレビュー表示やSDRゲインメタデータ記録など、快適かつ高速なワークフローを実現する。

ピクチャーキャッシュ記録

FX6で通常モードおよびS&Qモードでの撮影時にピクチャーキャッシュ記録を行うことができる。この機能は、基本的に一定の秒数を常に事前記録するため、予測できない事象を記録するのに役立つ。録画ボタンを押した後、ボタンを押す前の一定時間の映像も記録できる。このモードは、ショート/ミディアム/ロング/マックスの4種類から選択でき、FX6ベータ版ファームウェア2.00のテストでは最大31秒(通常モード)、S&Qモードでは最大5秒の事前録画が可能となる。

Picture cache rec – Sony FX6. Image credit: CineD

4チャンネルオーディオレベルメーター

また、FX3から知られているのが4chのオーディオレベルメーターだ。FX6でも、OSD上に4チャンネル分のレベルを表示できるようになるほか、ステータスメニューでより詳細な情報を表示できるようになる。

その他の新機能

ファームウェアv2.00のその他の改良点は以下の通り。

  • FTP転送速度の向上
  • 記録メディア(スロットA、スロットB)をRECボタンとハンドルRECボタンで選択できる同時記録モード(FS5で既採用)。
  • タッチ操作に対応した設定の充実
  • グリップアサイン可能なダイヤルにマルチファンクションダイヤル機能をアサイン可能
  • メタデータに4チャンネル音声を含むプロキシファイル

また、コンテンツブラウザモバイルv3.5.1は、FX6のファームウェアv2.00と互換性がないことも特筆すべき点だ。ソニーは、FX6 v2.00がリリースされるのとほぼ同時に、新しい互換性のあるバージョン3.6.0をリリースする。

価格と発売時期

ファームウェアアップデートv2.00は無償で提供され、1月下旬よりソニーサポートウェブサイトからダウンロードできる。カメラ本体は現在フジヤカメラで、718,740円(ボディのみ)または860,310円(ソニー24-105mmレンズ装着時)で販売されている。

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