ソニー ZV-1レビュー

ソニーZV-1が発表されたばかりだが、サンプルを手に入れることができた。内蔵NDフィルター、強化されたオーディオ、高速オートフォーカス、浅い被写界深度、そしてスムーススキンなどの新しい機能を備えている。

Sony ZV-1 For Vloggers and Professionals alike. Image credit: cinema5D

ZV-1は、ブロガーなどにアピールできる使いやすく洗練されたカメラだ。外見は特に目立つことはないが、さまざまな機能により、ビデオ作成には適したカメラと言える。ハイエンドなカメラではないが非常に柔軟なカメラで、用途に則した機能はほとんど搭載されている。

ZV-1の概要

ZV-1は、1インチセンサーを持つコンパクトカメラの、RX100 VとRX100 VIIを1台のカメラに凝縮したようなカメラで、RX100 VIIの高速プロセッサーとRX100 Vの光学ブロック、レンズや内蔵NDフィルターなど両方の長所を持っている。

Sony ZV-1 “Bokeh Button C1” and larger Record button. Image credit: cinema5D

新機能

以下はZV-1の新機能。

  • オートフォーカスのパフォーマンスが向上(商品レビュー用設定ボタン)。C2ボタンで実行
  • 手振れ補正の向上
  • クリアな音声録音(指向性3カプセルマイクと着脱可能な専用ウインドシールド)
  • 簡単に使用できる「背景ぼけ切り換え」ボタン
  • 肌のトーンと「ソフトスキン」機能の向上
  • 前面のRECインジケーター
  • 快適なホールドができるボディグリップ

また、角度調整可能なLCDディスプレイと大きな動画記録ボタンが装備されている。S-log 2、S-log 3、ゼブラの横にあるHLG画像プロファイル、手動のオーディオおよびフォーカスコントロールなど、コンパクトで手頃な価格のカメラにもプロフェッショナルな機能が装備されている。

Sony ZV-1 Product Showcase C2 Button. Image credit: cinema5D

実際に使ってみて

数日間使ってみたが、とても楽しい時間だった。特にVlogに適したカメラと言える。ビデオ撮影に初心者でもすぐに使えるだろう。 「インテリジェントオート」モードで、全て自動で撮ることができ、オーディオも自動設定される。ただしオーディオレベルコントロールに注意する必要がある。少し慣れると、どんどん機能を使いこなせるようになるだろう。プロの映像クリエーターでも、記録用カメラとして使用できる。 メインカメラのバックアップとして、狭い場所などでの札利用に 使用できるかもしれない。マニュアル操作もしっかりサポートされているので、想定用途を超えたパフォーマンスを実現できる。4K / 60pや10bitの内部記録はもちろんできないが、コストパフォーマンスが高いカメラと言える。

Sony ZV-1 Front tally lamp. Image credit: cinema5D

ビデオ機能

プロのカメラマンとして

ソニーのカメラユーザーなら、ZV-1のメニューはすぐに使えるだろう、たとえば、HFR記録(高フレームレート)などがそうだが、バッファリング不要のHFR記録ではない。

NDフィルターが搭載されているのは素晴らしいのだが、強い太陽光下では不十分かもしれない。特に、ネイティブISO値が1000のS-log 2で撮影する場合はそのように感じられる。また、レンズは明るい(f1.8-2-8)が、焦点距離に関しては、もっと広角が欲しいところだ。特に「ウォーキングアンドトーク」の場合、24mmレンズは十分ではない(24-70mmレンズ搭載)。 筆者にとってはEVFがないことは問題だった。太陽光下でLCDを見ながらフォーカシングするのは大変だった。

Vloggerとして

専用の「背景ぼけ切り換えボタン」は、インテリジェントオートモードになっている場合、うまく機能する。手動モードで撮影したい場合は、多少問題がある。このボタンが行うことは、レンズを開放にすることなので、レンズに入る光の量を補正する必要があり、、50(60)fpsを超えるシャッタースピードと「フローティング」ISO設定で、どちらも常に変化する。 Vlogの撮影なら特に問題はない。

Sony ZV-1 battery. You will need many of those to complete a shooting day. Image: cinema5D共通して

フォーカス:オートフォーカスは適切に機能するが、「オーバーライド」モードが良い。LCD画面に触れるとその位置にフォーカスが移行する。 C2ボタンを押して「Product Showcase」機能を有効にすると変更できる。この機能は、例えば顔から商品へ移動するような場合有用だ。

手振れ補正:電子手振れ補正システムが搭載されており、うまく機能する。「標準」と「アクティブ」を設置可能で補正はうまく働くが、トリミングは発生する。

オーディオ:内蔵の3カプセルマイクは、良好に機能するが、更に外部マイクも取り付けることができる。手動レベル制御も可能。ソニーの他の多くのコンパクトカメラもそうだが、このカメラにはヘッドフォンジャックがないため、音声のモニタリングができないのは残念な点。

操作性:カメラグリップは、大きな手のユーザーにはどうか分からないが、筆者の小さな手にはぴったりだった。小さなことだが、レンズの横にある赤いタリーライトは、自撮りしている場合、便利だ。

録画の制限:デフォルトでは、過熱保護のため、4K撮影モードでは、5分で録画を停止する。これを克服するには、「セットアップ2」の設定を変更し、「自動電源オフ温度」で「高」を適用する。これで最大30分の記録が可能になる。

プロキシ録画:同じSDカードに低解像度のビデオファイルを同時に録画でき、遅いパソコンで簡単に編集できる。

電源とアクセサリ: ZV-1は、非常に小さなバッテリーを搭載している。一日中撮影する場合は、複数個のバッテリーが必要になる。なお、外部電源での動作も可能。GP-VPT2BTハンドグリップは、Vlogに便利。

写真機能:写真の機能についてはここでは触れないが、24fpsで、最大172ショット(約7秒のビデオ)を撮影できる。この写真機能を使用すると、実用になる4K以上のビデオを記録できるかは、試していない。

Sony ZV-1 Happy Vlogging. Image credit: cinema5D

価格と発売時期

ZV-1は2020年6月の初めに出荷予定で、748ドル。アクセサリーキット(カメラ、SDカード)もあり、846ドルとされている。(国内の価格はオープンだが実勢価格は9万円程度)

まとめ

スマートフォンでの撮影が一般的になりつつあるが、ZV-1は専用のカメラでの撮りやすさをアピールする。 特にVloggerには、最適なツールだろう。なお、USB-Cコネクタがないので、カメラをパソコンに接続してWebカメラとして使用することはできないようだ。

上記のビデオは、ZV-1で撮影した。カメラ設定:XAVC S、4K / 24p /100M。 Vlog部分:モードはすべてインテリジェント(PPオフ)。 クリエイティブ部分:モードは手動。 PP7(S-log 2) FilmConvertでグレーディング。 BGM:epidemicsound

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