STCがClipフィルターを発表 - センサー前に装着する内装用フィルター

2019.3.9

上のビデオは「字幕」ボタンで日本語字幕が表示されます。

 

STC Clipフィルターは、カメラのセンサーとレンズの間に装着して使用する内装用フィルター。さまざまな濃度のNDフィルター、アストロフィルターおよび赤外線フィルターがラインアップされている。多くのデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラに対応し、まもなく発売が予定されている。

NDフィルターは、撮影に不可欠な機材だ。明るい太陽光下でもNDフィルターが入射光量を低減し、正しいシャッタ速度で浅い被写界深度を得られる。最近では映画制作でもDSLRやミラーレスカメラが普通に使用されるようになったが、従来のビデオカメラのように内蔵NDフィルターが無いため、レンズの前に装着するのが一般的だ。

このようなNDフィルターで一般的なのは、レンズのフィルタースレッドに装着する円形のフィルターだ。しかし、これらのフィルターではレンズ交換ごとにフィルターも付け替える必要があり、レンズ交換が面倒な場合がある。ネジのサイズが異なるような場合は更に面倒だ。また超広角レンズや魚眼レンズでは、ケラレが発生する場合もある。

STC Clipフィルター

台湾のSTC Opticsがこの問題を解決するフィルターをCP+2019で発表した。 STC Clipフィルターは、カメラのセンサーとレンズの間に装着するように設計されたフィルターだ。現時点では、キヤノンのフルフレームおよびAPS-CのDSLR、ニコンのフルフレームDSLR、およびソニーα7シリーズミラーレスカメラに対応している。現在サポートされているカメラのリストはこちら。他のカメラ用も開発中で、まもなく発売される予定だ。キヤノンとニコンのフルフレームミラーレスカメラやソニーのAPS-C、フジフイルムAPS-C、マイクロフォーサーズ、さらにはフジフイルムミディアムフォーマットにも対応する予定。

前述したように、STC Clipフィルターの主な利点は、超広角レンズや魚眼レンズの周辺部でのケラレやカラーシフトが回避できること。クリップフィルターの着脱は、すばやく簡単に行える。フィルターのフレームに使用されている素材は、黒アルマイト処理された304ステンレススチールだ。これは非磁性で、低温でも影響を受けにくい。 また使用されているガラスは高品質の両面NANO防汚コーティングを施されている。

Clipフィルターには、NDフィルター(ND16、ND64、ND400、ND1000)、アストロフィルター、UV-IRカットフィルターが用意されている。 DSLRでClipフィルターを使用する場合は、ミラーを持ち上げたままにする必要があるため、ライブビューモードにする必要がある。Clipフィルターは個々に購入できるほか、セットでも販売されている。

同社は装着は安全に行えると述べているが、個人的には少し心配だ。挿入中にフィルターを不用意に落としてセンサーを傷つけてしまうことも想像できる。また、センサーに埃が付く原因となる場合もあるだろう。

同社のWebサイトはこちら。(日本語)

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