AtomosがShogun 7を発表 - 5.7K ProRes RAWをサポート

2019.4.7
AtomosがShogun 7を発表 - 5.7K ProRes RAWをサポート

AtomosがShogun 7を発表した。これは、5.7K ProRes RAW、ライブスイッチング、HDRディスプレイの記録が可能な定番のモニターレコーダーで、15以上のダイナミックレンジを持つ。

5.7K ProRes RAWに対応

カメラが高解像度化するに従い、記録側も進化している。 Atomos Shogun 7は、最大5.7Kの解像度で録画できる。ProResRAWでは、最大4K 120fpsおよび2K 240fps(カメラ機能による)で記録することができ、超スローモーションに対応する。現時点では、RAWでこれらの解像度とフレームレートで記録できるレコーダーは市販されていない。Shogun 7は、Atomosの主力モニターレコーダーとしてShogun Infernoに代わるものと思われる。

またShogun 7はProResまたはDNxHRフォーマットで最大4K / 60pおよび2K / 240pまで10ビット4:2:2記録が可能。

Atomos Shogun 7は、従来モデルのように入力だけに制限されていない。 4つのSDI入力は、Quad Link、Dual Link、またはSingle Linkシネマカメラをサポートする。またHDMI入力とHDMI出力も1系統づつ装備されており、別のモニターにつなぎ、Dolby Vision HDR出力することもできる。

Shogun 7ではオーディオ入力も考慮されている。これはバランスXLRブレイクアウトケーブル(オプション)を介して48Vステレオマイク入力を使用することができる。マイクまたはラインレベルは、デバイス上でゲイン調整でき、3.5 mmミニジャックでモニターすることができる。フレーム遅延も調整可能だ。

マルチカメラ記録に対応

Shogun 7はまた、quad-ISOカメラ記録と、マルチカメラスイッチングに対応することができる。最大4つの1080 / 60p入力、およびプログラム出力も別々に記録することができる。ユーザーは、タッチスクリーンで入力を選択する。タッチスクリーンは、XMLメタデータにマーク付きカットポイントとして記録されている。これで編集の準備が整い、カットポイントを記した状態で編集システムにインポートできる。

複数のミキサーからの音声は、各ISOチャンネル内に記録され、カメラまたはソースからの2チャンネルの埋め込み音声も記録できる。 Shogun 7はGenlock I / Oも、別のビジョンミキサーを必要とせずに、マルチカメラとライブイベントのセットアップに適合する。

Atomos Sumo19に関しても、ファームウェアアップデートでこの機能がサポートされる。

改善されたHDRディスプレイとDolby Vision HDR出力

Shogun 7のフルHD(1920×1080)HDRディスプレイは、他の同社のモニターやハイエンドのプロダクションモニターに対し、15倍以上のダイナミックレンジを持つ。HDRディスプレイの中には、実際には10stopを超えるダイナミックレンジを表示できないものがあるため、これは大きな優位点だ(現代のシネマカメラが記録できるダイナミックレンジとはまったく異なる)。定格はShogun Infernoと同じ1500nitだが、360個の個々のLEDからなるまったく新しい360ゾーンのバックライトが設けられている。これにより、モニターはコントラスト比1,000,000:1で非常に明るく、数百万の色を表示することができる。

DolbyとAtomosは協業により「ドルビービジョンHDRライブ」を開発した。これは、撮影中にHDRでモニターしたいDoPやディレクターにとって特に有益だ。Shogun 7をHDMIでDolby Vision TVに接続して使用する。

AtomOS 10操作系のアップデート

Atomos Shogun 7は、現在Ninja Vに搭載されている最新のオペレーティングシステムとユーザーインターフェースを搭載している。なお、筐体にはマウント用に、筐体の上下に4つのARRI規格の取り付けポイントがある。

2本のNP-Fタイプバッテリーを取り付け電源を供給するが、バッテリーはホットスワップに対応している。なお、内蔵のドライブはSATA SSDドライブまたはAtomX SSDminiドライブをビルトインする。

主な仕様

  • ProRes RAWで最大5.7K / 30p録画(カメラに依存)。
  • ProRes RAWで最大2K / 240pの録画が可能(カメラに依存)。
  • ProRes RAW、ProRes、CinemaDNG(最大30p)およびDNxHDフォーマットをサポート。
  • DRの15+stopが可能な1500nitのHDディスプレイ。
  • 1×HDMI入力、4×SDI入力。
  • 1×HDMI出力、1×SDI出力。
  • 1080 / 60pまでのライブマルチカメラスイッチングとISO録画。
  • サポートされている多くのログプロファイルでのHDRモニタリング。
  • HDRモニタリングが可能なドルビービジョンHDR。
  • 2倍、1.5倍、および1.33倍のアナモフィックスデクイーズ。
  • ゲンロックイン/アウト
  • オプションのブレイクアウトを介してファンタム電源とバランスオーディオ入力。
  • NP-Fタイプ電池使用。
  • AtomX SSDminiまたは承認されたSATA SSDドライブに記録。

Atomos Shogun 7は、外部ビデオ録画とHDRモニタリングのオールインワンソリューションだ。 豊富なProRes RAW方式で記録する超高解像度の記録とフレームレートは、多くのカメラに対応している。 さらに、マルチカメラスイッチングもでき、ライブイベントなどで別のビジョンミキサーを用意する必要がなくなった。 Shogun 7用のオプションも多数検討されているようで、今後も定番のモニターレコーダーとなるだろう。

Atomos Shogun 7は6月から発売予定。

 

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