AputureのLight Storm LS300Xをテスト

2020.5.6
AputureのLight Storm LS300Xをテスト

Aputureの300ライトストームシリーズは、IBC 2019で発表したバイカラーの300xが追加された。昨年末にフラッグシップで「Aputureのこれまでで最高のライト」300D MK IIをレビューしたが、出力において300xも同様に期待が持てる。

Image Credit: Graham Sheldon

ファーストインプレッション

300D MK IIを使用したことがあれば、300xの使用法はすぐに理解できる。2700Kと6500Kのバイカラーコントロールを追加する以外に設計上の変更は無い。まず、新しい「最大出力」モードと「一定出力」モードがある。一定出力モードでは、輝度を維持しながら色温度を変更できる。全体を最適化して、より高い出力を実現できるが、Aputureは、ケルビンの範囲を4000Kから5500Kに維持して、最高の全体出力を実現することを推奨している。これは、ケルビンの選択に関して出力のスイートスポットがあるという意味で、ほとんどのバイカラーLED照明器具で典型的なものだ。

前世代の使い慣れたインテンシティホイールの下にあるコントローラーに別のホイールが追加され、CCTコントロールが可能になった。ホイールの中央を押すことでプリセットを簡単に作成および選択することもでき、色温度を50K刻みで調整できる。これは、他の光源と正確に一致させることができる。プリセットは一般に、時間帯やシーンに応じて、さまざまなルックをすばやく切り替えるのに非常に便利だ。

The 300x controller. Note the additional CCT wheel above the power button. The 300x is available in both V-mount and gold mount options. Image Credit: Graham Sheldon

300D MK IIとの類似点

300D MK IIからの多くの機能が300xに引き継がれている。 300D MK IIと同様に、4つの調光カーブ(対数、指数、線形、Sカーブ)があり、必要に応じてさまざまなタイプの調光が可能。また、着実に改善されているSidus Linkアプリ(iOSまたはAndroidに対応)は、Bluetoothを介して制御できる。また、DMX512との完全な互換性がある。

ライトクランプはスタンドにバラスト/コントローラーを取り付けることができ、セミリジッドキャリングケースとともに標準で同梱される。もちろん、Bowens-Sマウントは、通常のAputureや、キメラなどの他のブランドのサードパーティ製アクセサリで動作する。 MK II世代のAputureライトのヨークは、前の世代に比べて大幅に改善されており、そのヨークも採用されている。

「パパラッチ」や「テレビ」などの9つの組み込みエフェクトも、300xに搭載されている。

300xの価格は1199ドル。

An “open bulb” 300x. Image Credit: Graham Sheldon

出力

より用途の広い300xよりも300D MK IIを購入するユーザーが多いのは、出力が理由だ。バイカラーを追加すると出力とトレードオフになる。これはライトごとにある程度異なるが、1メートルごとに、平均25〜35%(色温度に応じて)出力が低下する。繰り返しになるが、これはメーカー提供の仕様に基づいた推定値だ。

フォトメトリック

SekonicのC700-U SpectroMasterを使って、Aputure 300xが3ftの距離で色温度と出力がどうなるかを簡単に測定した。これは、付属のHyper Reflectorアタッチメントを使用し、照明を「最大出力」モードに設定して、ターゲットが5600Kの場合の測定値。すべてのテストを通して、CRI(演色評価数)は平均97と優れた値を達成した。

5600Kのターゲットで5250ケルビンの温度に達したが、この結果は悪くない。

ここで、3200Kをターゲットとする簡単なテストを行った。

ここでは、3,200Kのターゲットで3091ケルビンの温度に達した。これは32Kでの優れた色温度性能だが、56Kでの性能と比較して、ルクス(lx)とフットキャンドル(fc)で測定すると、出力の大幅な低下が見られる。次は、4500Kをターゲットとする測定。

 

4277Kの読み取り値だが、これらは4500Kのケルビン温度ターゲットの非常に確かな数値だ。興味深いことに、この照明器具を使用した場合、ピーク出力は約45Kとなる。個人的には、ピーク出力が日光(56K)やタングステン(32K)のようなより一般的に使用される色温度に近づくことを期待していたが、大きな問題ではなかった。

色の演出性を確認するために、ライトを5600Kに戻して測定した。

これらの結果は、先に述べた300xのCRI平均97と一致している。 300xは色を非常によくコントロールしていることが分かる

Image Credit: Graham Sheldon

300xは高出力のバイカラー照明の最初の試みであり、改善し続けるだろう。将来、改善されたファームウェアで更新できる。たとえば、300D MK IIの新しいファームウェアアップデートもされている。

まとめ

300x用途の広いライトだが、300D MK IIの方が一般的だ。300DMK IIを購入した場合、高出力のデイライトソースが使用できる。 300xはもう1つの便利なツールで、300D MK IIに加えて、Aputureのラインナップを充実させるものと言える。

Image Credit: Graham Sheldon

 

 

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フジヤエービックのショップサイト

 

Aputure LS C300dII

 

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