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キヤノンが超望遠レンズ「 RF800mm F5.6 L IS USM」「RF1200mm F8 L IS USM」を発表

キヤノンが超望遠レンズ「 RF800mm F5.6 L IS USM」「RF1200mm F8 L IS USM」を発表

キヤノンは、2本の新しい超望遠レンズ、RF800mm F5.6 L IS USMとRF1200mm F8 L IS USMを発表した。これらの非常に特殊なレンズは、価格がそれぞれ16.999ドルと19.999ドルで、誰にでも使えるものではない。野生動物、スポーツ、ドキュメンタリー映画制作者のため最先端のレンズだ。

キヤノンは徐々にEFレンズの生産を停止し始めており、EFプライムレンズの大半は生産が終了している。また、2020年には1230万本を下らないレンズを生産していた中国の珠海工場を最近閉鎖した。

キヤノンはEOS R5 Cを発売するなど、シネマカメラやミラーレスカメラのラインナップに多くのリソースを費やしているが、2018年のEOS R発売以来、キヤノンRFカメラ用のレンズのリリースはかなり「遅い」状態だ。しかし、同社は最近、 RF 5.2mm F2.8L dual fisheye 3D VRのような信じられないような光学系のレンズを発表している。

そして今回、キヤノンは2本の超望遠レンズ、「 RF800mm F5.6 L IS USM」と「RF1200mm F8 L IS USM」を発表した。

共通点

RF800mm F5.6 L IS USMとRF1200mm F8 L IS USMは、かなり多くの共通点がある。まず、両方のレンズには、ユーザーが選択した設定を調整するためのフォーカスリングとコントロールリングがある。そして、どちらのレンズも3つのモードを持つ手ぶれ補正機能を内蔵している。

The Canon RF800mm f/5.6 L IS USM. Image credit: Canon

レンズの側面には、従来のAF/MFスイッチがあり、パワーフォーカスを意味する「PF」の設定もある。フォーカスディスタンススイッチでピント合わせの範囲を限定することで、より高速なフォーカシングが可能だ。

フォーカスプリセットスイッチは、記憶したフォーカス距離を設定・呼び出しできる機能。

RF800mm F5.6 L IS USMとRF1200mm F8 L IS USMは、キヤノンのRF1.4xおよびRF2xエクステンダーに対応している。しかも、RF1200mm F8L IS USMを手ブレ補正付きの2400mm F16レンズに変身させることができる。

スポーツ/野生動物/ドキュメンタリー写真家や映像制作者のためのプライムレンズにしては、RF800mmが3.1kg、RF1200mmが3.3kgと焦点距離を考えると軽量であることも特徴だ。

ちなみに、伝説のキヤノンEF 1200mm F5.6 L USMは16kgで、史上最長望遠プライムレンズの1つだ。昨年、Wetzlar Camera Auctionsは、世界で20本程度しか存在しないこの素晴らしいレンズを500,000ドルで落札した。

The Canon RF1200mm f/8 L IS USM. Image credit: Canon

レンズ構成

RF800mm F5.6 L IS USMとRF1200mm F8 L IS USMのレンズ構成は似ている。蛍石2枚、スーパーUD1枚、UD(超低分散)レンズ1枚を含む18群26枚を採用している。

両レンズとも、ゴーストやフレアの発生を抑えるSSC(スーパースペクトラコーティング)とASC(エアスフィアコーティング)を採用している。さらに、防塵・防水性能を備え、前玉にはフッ素コーティングを施している。

絞り羽根は9枚の円形羽根を採用し、滑らかでクリーミーなボケ味を実現する。最短撮影距離は、RF800mmが2.6m、RF1200mmが4.3mだ。また、レンズ後部のドロップフィルター径は52mmとなっている。

価格と発売時期

発売時期はいずれも2022年5月下旬、RF800mm F5.6 L IS USMは予定小売価格16,999.00ドル、RF1200mm F8 L IS USMは19,999.00ドルとなっている。

詳しくは、キヤノンのホームページをご覧いただきたい。

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