
Elgatoは、DSLR、ミラーレス、スタジオカメラ向けに設計されたフルサイズのテレプロンプター「Prompter XL」を発表した。15.6インチのフルHDディスプレイと拡張された読み取り距離機能を備える。このデバイスは、テレプロンプター機能とモニター機能を単一のUSB-C接続で統合している。
Corsair傘下のブランドであるElgatoは、ストリーマー、ビデオグラファー、ライブプロデューサーを含むコンテンツクリエイター向けハードウェア・ソフトウェアツールの開発で知られる。製品ラインにはキャプチャカード、照明、コントロールパネル(Stream Deck)、テレプロンプターが含まれ、放送環境とオンライン環境の両方で制作ワークフローを効率化するよう設計されている。

ワークフローと統合
プロンプターXLはElgatoのCamera Hubソフトウェアで管理され、スクリプト、スクロール速度、フォントサイズ、表示輝度を制御する。Voice Sync機能をサポートし、話者の発話に合わせてテキストを自動スクロールする。Stream Deckとの連携により、再生や制御を素早く行える。ディスプレイはセカンダリモニターとしても機能するため、スライドやチャットウィンドウ、通話インターフェースを画面上に直接配置できる。
セットアップには、ビームスプリッターガラスの取り付け、ディスプレイの磁気マウント、付属アダプターによるカメラとレンズの固定、ホストコンピュータまたは互換ハブへのUSB-Cケーブル接続が含まれる。

主な仕様
- ディスプレイ:15.6インチ、1920×1080解像度、600ニット輝度
- 輝度と距離:最大15フィート(4.6メートル)まで文字が読み取れる
- 電源とインターフェース:電源と映像を供給する単一のUSB-C 3.2ケーブル (15W PD対応ケーブル必須)
- 重量・寸法:3.37kg (ブラケット含む)
- カメラ対応:最大22cmレンズ対応。ステップアップリング9種(49~82mm)付属
- マウント:1/4インチと3/8インチ三脚ネジ。三脚への取り付け必須
- その他機能:磁気式着脱ディスプレイ、コールドシューレール、70/30ビームスプリッターガラス(1.1mm)
ユーザーにとって、プロンプターXLの最大の利点は、より大きく明るい15.6インチディスプレイにある。これにより数メートル離れた場所からも視認性が確保され、特にインタビューや複数人での撮影、カメラが被写体から離れた位置に設置されるスタジオ環境で有用だ。最大22cmまでの長焦点レンズに対応するため、様々なプロ用機材やカメラとの互換性も高い。
USB-C単一ケーブル接続により配線が簡素化され、電源と映像信号を1本のケーブルで伝送できる。これはコンパクトなスタジオ空間やストリーミング環境において特に価値がある。テレプロンプターとセカンダリモニターの両機能を備えることでワークフローの柔軟性が向上し、台本、ビデオ通話、メモを直接画面に表示できる。
ただしプロンプターXLは軽量化や携帯性を考慮した設計ではない。ブラケットを含めて約3.4キログラムの重量があるため、安定した設置には頑丈な三脚やライトスタンドが必要だ。15ワットを供給可能なUSB-C電源に依存するため、全てのコンピューターやハブで動作するとは限らない。これらの要因から、手持ち撮影やロケ撮影よりも固定スタジオ環境に適している。

従来型プロンプターとの違い

価格と発売時期
プロンプターXLは599.99米ドルで販売されている。欧州では599.99ユーロ前後からとなる。
詳細はメーカー公式サイトをご覧ください。




































