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EXPODO Exposure Donut – カメラの露出を手動でコントロールする直感的な方法

EXPODOとは「Exposure Donut」の略で、カメラのマニュアル操作(光、露出、感度、絞り)をより簡単に習得するための新しい視覚的方法。4色のドーナツで表現されたこのソフトウェアは(現在、いくつかのソニーのカメラで試作中)、既存のカメラのファームウェアアップデートや新しい触覚ダイヤルとして実装することができる。

先ごろ開催された「CP+」で、デジタルカメラのマニュアル操作をより簡単にマスターする方法を発明したと言う、イギリスのエンジニアでカメラ愛好家のTim Helweg-Larsen氏にもお会いした。彼の発明品「EXPODO-Exposure Donut-」の詳細を見てみよう。

EXPODO – Exposure Donut

本製品の基本的な考え方は、大型センサーのカメラに、携帯電話のカメラアプリのような簡単なユーザーインターフェースを提供することだ。つまり、重要な露出設定を可視化することで、カメラユーザーがマニュアル操作に切り替える(あるいは理解し、より頻繁に使用する)モチベーションを高めることを目的としている。

Exposure Donut interface. Image credit: EXPODO / CineD

Exposure Donutは、その名の通り、実際のドーナツのような形をしている。これは、画像の露出が適切かどうかを撮影者に教えてくれる円形のツールだ。4色のバー(円の仕切り、円弧)で構成されている。

  • 赤は時間(カメラ用語で露出時間/シャッタースピード)を表す。
  • 黄色のパーティションは光を表現
  • 青は感度(ISO)
  • グリーンは開口部
Exposure Donut interface. Image credit: EXPODO / CineD

すべての円弧は、その長さに応じて一定のカラムを占める。全円は24の列に分けられる。すべての色の合計が24になる場合、画像は露出が十分dだ。結果が24より小さい場合、画像は露出不足だ。最後に、最終的な合計が24以上であれば、画像は露出過多になっている。

Exposure Donut interface. Image credit: EXPODO / CineD

円弧が長いと「ブレ」が加わる。

  • 赤の円弧が長いほど、動きのブレが大きくなる(シャッタースピードが遅くなり、露出時間が長くなる)。
  • 緑の円弧が長いと背景がボケる(絞りが広くなり、F値が小さくなる)
  • 青が強いと粒状感が強くなる(ISOが高いのでノイズが多くなる)

エクスポード・ドーナツは英国政府から助成金を受け、現在では特許技術にもなっている。EXPODOは独占的に使用することも、(MP3のように)業界標準としてライセンスすることも可能だ。

価格と発売時期

Exposure Donutは現在、プロトタイプの段階にある。Timは、EXPODOインターフェイスをロードした動作するソニーのカメラを持っており、カメラ会社にこのアイデアを提示しているところだ。プロトタイプのソフトウェアは、複数のソニー製カメラ(a7 ii、a5100、RX100v)でテスト済みでと述べている。EXPODOは、既存のカメラのファームウェアアップデートとして、または新しい触覚ダイヤルとして実装される可能性がある。

Exposure Donut interface. Image credit: EXPODO / CineD

また、Exposure Donutのインターフェイスがどのように機能するかを示すプロトタイプのベータ版iPhoneアプリも公開さ れた。これはApple TestFlightで入手可能だ。EXPODOのプロトタイプについて、アイデアや提案、一般的なフィードバックがあれば、TimのEメールから連絡を取ることができる。

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