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Leica(ライカ)がLight社に121milドルを投資

Leica(ライカ)がLight社に121milドルを投資

ドイツのカメラ老舗Leicaを含む数社は、121MドルをLightに投資する。Light社はマルチレンズカメラにフォーカスしている新興企業。この投資とライカブランドで、新しい分野の製品を開拓する。

Light

2017年に発表されたLight L16コンセプトカメラを覚えている読者もおられるだろう。このポケットサイズのカメラは16個のレンズ、したがって16個のセンサーを持ち、52メガピクセルの画像を撮影することができる。画像処理により、個々のイメージを52M メガピクセルの一つの画像に結合する。現在、さらに1億2000万ドルを投入し、ラインアップを大幅に拡大する計画だ。

Lightカメラ

L16カメラのコンセプトに関しては、SoftBankのパートナーAkshay Naheta(SoftBankがこの資金調達をリードしている)の言を見ると分かるだろう。

Lightは画像処理の世界的リーダーです。デジタル技術を活用することにより、従来のカメラの大きさ、重量、およびコストを大幅に削減することができました。インテリジェントなイメージングアプリケーションのまったく新しい時代に向けての道を開きます。

Lightが64.7Milドルを調達した後、2015年に最初の製品としてL16カメラが発表され、2017年にリリースされた。L16は、ポケットサイズながら52メガピクセルのカメラだ。ビデオは、4K解像度で撮影することができるが、16枚のレンズから1枚のレンズしか使用しない。 また28mm、70mm、150mmの中から選択する。ただ、少なくともビデオモードではまだ画像を融合することはできない。

Light

Concept9 – a new mobile phone (camera) by Light?

今後ドイツの写真機器老舗メーカーLeicaは、Lightと歩調を合わせる。121Mドルの資金調達により、Lightによって調達された現金の総額は、現在では1億8,570万ドルとなっている。 LeicaがLightに投資した正確な金額は明らかにされていないが、ブログの記事によるとLightはLeicaとの提携に前向きだ。この投資により、将来新技術や製品開発でLightの価値が証明されるだろう。

Leicaの会長、Andreas Kaufmann氏は次のように述べている。

1996年に初めてのデジタルカメラが誕生して以来、Leicaはデジタル写真技術の進化を切り開いてきました。画像処理の急速な発展に伴い、Lightと提携することによりLeicaはその優れた伝統を画像処理にまで広げます。

新製品

ブログの記事によると、Lightは画像処理に基づいたカメラなどのデバイスについて、より幅広いラインナップに取り組んでいる。自動運転用のカメラや、映画製作用のデバイスも視野に入っているようだ。

Light

特に今後のスマートフォン用のカメラのプロトタイプ写真は興味深い。REDは同社独自のスマートフォンHydrogen Oneを開発しているが、Leicaの新しいカメラコンセプトは、従来のスマートフォンのカメラの概念を変えてしまうかもしれない。 LightとLeicaが今後どのような新製品を提案してくるかわからないが、映画制作に革新的な進化をもたらすようなものであることを期待したい。

Links: Blog Post | L16 shop

この提携は実に印象的だ。うまくいけば、この提携により映画製作用の新しい機材が開発されるだろう。それはレンズに多額の投資をしなくても良く、ノイズが少なく、小型軽量で、優れた画質が得られるものかもしれない。なお、今のところLightのオンラインショップでL16カメラを2,050ユーロで直接手に入れることができる。

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