NANLITE PavoTube II 6Cレビュー

2020.5.27
NANLITE PavoTube II 6Cレビュー

NANLITE PavoTube II 6CLEDライトが発売された。これは非常に小さなライトだが機能が満載されている。 FireDiscoBad TVなどのエフェクトから、360の異なる色、内蔵バッテリー、色相や1%までの調光などのコントロールまで可能だ。価格は99ドル。

Image Credit: Graham Sheldon

NANLITE製品のレビューは初めてだが、姉妹会社のLEDGoの方はよく知っている。LEDGoはNANLITEよりも価格設定と機能の点でプレミアム製品が多いが、PavoTube II 6Cはプロシューマーユーザー向けではない。多くの利点があるが、箱から取り出してまず気付くのはその小ささだろう。

Image Credit: Graham Sheldon

サイズ

PavoTube II 6Cのサイズは非常に小さく、長さは25センチ余りで、簡単に持ち運ぶことができる。数個をフライトで手荷物にすることもできる。また小型軽量で、天井への取り付けなども簡単にできる。取り付け用の磁石が2個付いている他、1/4 20インチのねじも2ヵ所用意されている。各PavoTube II 6Cキットには、壁にテーピングして取り付けるための小さな磁気パネルがいくつか付属している。実際には、これらは細心の注意が必要で、非磁性面への取り付けには付属のベルクロを使用した方が安心だろう。

ライトの直径は483mmで、T12互換。 T12は、LCD /グリッドなどのチューブアクセサリでは一般的に使用される標準サイズだが、10インチの長さのため、ライト用のグリッドを見つけるのは簡単ではない。 NANLITEやサードパーティがPavoTube II 6Cの用のアクセサリーを用意してくれることを期待したい。現在、NANLITE用のアクセサリーは無い。

以下はオプション。

  • 防水バッグ
  • T12チューブホルダーx2(T12ホルダーはサードパーティからも入手できる)
  • バーティクルデスクとライトスタンドマウント

PavoTube II 6Cには、ソフトケース、USB C充電ケーブル(詳細は以下を参照)、および1/4 20に取り付ける安全ストラップも付属している。

電源

PavoTube II 6Cは付属のUSB Cケーブルで給電でき、100%の光量で約1時間動作する。背面LCD画面の右上にあるインジケーターも変化し、現在の出力に基づいて、バッテリーの残時間を表示する。一Astera製品にもこの機能は付いているが、この機能は不可欠だろう。他のメーカーの製品にも採用されることを期待したい。

ライトの電源をオンにする場合は、電源ボタンを押したままにし、「NANLITE」が背面のLCDに1文字ずつ表示されるので、全ての文字が表示されたら、電源ボタンを離すとオンになる。電源ボタンをさらに押したままにすると、オンにならない。大きな問題ではないが、通常の電源ON動作のし方ではない。

ライトをオンした場合でも、充電できるが、これは重要なことだ。一部の他社製品ではこれができないものもある。今回は155wh Dynacoreゴールドマウントバッテリーで、USBを使用して何時間も連続使用した。

Image Credit: Graham Sheldon

操作性

ライトのさまざまなモードは直感的に操作できる。実際、これは最近テストしたRGBWWライトの中で最も分かりやすいメニューの1つだ。また1%まで減光ですることもできる。他のNANLITE製品でも同じメニューなのかどうかは分からないが、このユーザーフレンドリーなメニューは今後も継続してもらいたい。

300ドルのNANLink WiFiコントローラー(アクセサリー)を使用すると、RC-1リモコン(別売り)から、あるいはiOSやAndroidアプリからリモートで制御できる。筆者はBluetoothベースのリモートコントロールの方が好きだが、全体的なNANLITE / LEDGoエコシステムを使用するのであれば、WiFiコントローラーの方が良いだろう。

背面のLCD画面から色温度を2700から6500Kに変更することもできる。9種類のエフェクトは、パトカーのフラッシュや、色相ループ、CCTループ、intループなどが可能。 CCTフラッシュ、色相フラッシュ、CCTパルス/色相パルス、嵐、テレビ、パパラッチ、火、ディスコ、電球、花火、爆発、溶接なども選択できる。 HSIサブメニューで色相と彩度を設定することにより、さまざまな色を表現できる。また、CCTモードで緑とマゼンタを減算または追加して、照明を一致させることができる。

ファームウェアはアップグレード可能で、このレビューはファームウェアバージョン00.04で行った。ファームウェアはこちらから入手できる。

測光

手持ちのSekonic C-700U分光計で、PavoTube II 6Cの色温度(ケルビン)の正確さを、3フィートの距離で測定した。 5600Kの場合の測定値は次のとおり。

5600Kのターゲットで5260ケルビンとなった。完璧ではないが、他のライトと比べると通常の誤差範囲内と言える。ここで注意すべきことは、3フィートでの139 [lx]となったが、これは高出力ライトではない。また、ターゲットを5600Kに設定した場合CRI は90.8(Ra)となった。

次に、3200Kの場合で測定した。

 

2986となり、3200Kのターゲットからすると完全ではない。 DaylightからTungstenに切り替えると、出力は139lxから119lxにわずかに低下した。ここで、CRIは93.0(Ra)と測定され、演色性がわずかに改善された。

次は、ターゲットを4500Kで行った。

ライトを4500Kに設定した場合は、4225kとなった。出力はこのケルビン設定で3フィートで最高だった。

色の演出を確認するために、ライトを5600Kに設定して測定した。

 

 

繰り返しになるが、100%の出力で5600Kに設定すると、CRIは平均で90.8を記録した。 R9、R15、およびR13を参照。これらの結果は、期待よりも低くなっている。理想的には、上記全体で90を超えることが望ましいのだが、99ドルでこの結果は悪くないだろう。

現場での使用

撮影での最適な使用シチュエーションは、アンビエント、アクセント、髪の毛、エッジ、または建築の背景照明だ。ライトが小さく、どこにでも取り付けることができる。内蔵バッテリーなので、ケーブルが邪魔になることはないが、バッテリー持続時間を考える必要がある。個人的には、キーライトとして肌の色調を考えると、他のライトが候補にあがる。しかしデスクで使用する場合などは、使いやすい。テレワークでの照明などにも適している。

Image Credit: Graham Sheldon  

RGBWW PavoTube II 6Cは、第2世代のPavoTubeシリーズで最初の製品であり、今後のラインアップの充実が期待される。 99ドルというのも購入しやすい。PavoTubeII 6Cのサイズと多機能性により、さまざまな状況で役立つライトだ。

 

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