PDMOVIE 3D AIR Smart Mini – ファーストルック
IBC 2024で、PDMOVIEは、次世代の3D AIR Smart Miniを展示した。これは、同社のLiDARオートフォーカスシステムを統合し、3D撮影をより簡単に、より身近なものにするコンパクトなシステムだ。
AppleのVision Proのような機器は、近い将来、空間的なビデオコンテンツの需要増加につながるかもしれない。
3D映像はiPhone 15 Pro(またはそれ以降のモデル)を使用して撮影できるが、PDMOVIEは、Appleのスマートフォンと複雑で特殊な3Dリグやカメラのギャップを埋めることを目的とした製品を発売している。そこでPDMOVIEのFiona Lyn氏にインタビューし、同社の3D AIR Smart Miniについて詳しく聞いた。
PDMOVIE 3D AIR Smart Miniの機能
PDMOVIE 3D AIR Smart Miniは、高解像度、高フレームレートの3Dコンテンツを撮影するために、2台のミラーレスカメラまたは小型シネマカメラを使用したコンパクトで軽量なリグだ。このシステムには一連の自動機能が搭載されているため、一人でも簡単に操作できる。
このリグの重量は約1159g、サイズは220x105x115mmで、2つのカメラがサンシェードの内側に90°の角度で設置されている。これにより、2台のカメラで光軸をわずかにずらすことで立体効果を得ることができる。
ロック機構で2つのカメラを固定し、光学中心間の距離を0~60mmの範囲で調整できる。PDMOVIEによると、これは反応時間がわずか30ミリ秒、精度が最大0.01mmという統合型LiDARモジュールを活用することで実現している。この距離を手動で調整することも可能だ。
LiDAR技術により、同梱のPDMOVIE LIVE AIR 3フォローフォーカスモーターにも距離情報が伝えられオートフォーカスが可能となる。マニュアルフォーカスの選択も可能だ。
価格と発売時期
PDMOVIE 3D AIR Smart Miniの予約受付は2024年11月頃に開始され、出荷は年内に開始される予定。このシステムの価格に関する公式情報は現時点では発表されていないが、フィオナ氏によると、2,000ドルから3,000ドルの間になるだろうとのことだ。
詳細については、PDMOVIEのウェブサイトをご覧ください。