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RazerがProject Valerieを発表 ➖ 1台のラップトップPCに3つの4Kパネルで12K映像を表示

RazerがProject Valerieを発表 ➖ 1台のラップトップPCに3つの4Kパネルで12K映像を表示

今年のCESRazerProject Valerieを発表した。これは3つのスクリーンを持つ独自のラップトップPCのコンセプトモデルで、本体は全画素をドライブする事ができる強力なグラフィックパワーを持っている。

Project Valerie

Project Valerieとは?

Project Valerieは、実にユニークだ。本体は一つだが、画面は横に17インチ4Kのパネルが3つ並んでいる。即ち、全部で11.520 x 2.160の画素があるわけだ。まだプロトタイプだが、GPUは相当なパワーを要するだろう。下のビデオを見るとイメージが湧くだろうか。

この製品は、既存のRazer BladeシリーズのラップトップPCが基本になっている。もうお分かりのとおり、これはゲーム用途を想定した製品だ。しかし、ビデオの編集も、特にカラーグレーディングはハイエンドGPUが必要な面からは同じようなものだ。Project Valerieはゲームだけではなく、ポストプロダクション用途にも大きな可能性を持っているといえる。

グラフィックスカードにはNvidiaの8GB RAMを搭載したGeForce GTX 1800が使われている。また、CPUにはCore i7 Skylakeが使用され、32GBのRAMも搭載されている。これらの強力なスペックを持ち、Razerがハイエンドのラップトップを構築する会社であることを考えると、Project Valerieの右に出るマシンは無いのではないだろうか。

Project Valerie

self-unfolding and self-aligning screens.

メカ的には、17インチ4Kスクリーンが両側に追加されているので、普通のラップトップPCに比べると厚くなってしまうのは避けられないが、3つのパネルを収納することができる。

例えばDaVinci Resolveをモバイルで使用するとなると、ディスプレイはいくつも持ち出すことはできないが、このような場合にこの製品は最適だろう。ゲーム用途なので装飾用のLED照明がちょっとうるさいが、まあ仕方がないだろう。

Project Valerie

これはウインドウズPCなのでMacユーザーは対象外だが、DaVinci ResolveやPremiere Pro CCはウインドウズ版もあるので、モバイル時にはウインドウズバージョンを使うということもできるだろう。

価格と発売時期

価格も発売時期も、まだ発表されていないし、まだプロトタイプが発表されたに過ぎない。発売されれば、おそらく相当高価だろう。ただ、Project Valerieが我々の仕事に夢を与えてくれそうなことは確かだ。ちなみにProject Valerie のベースになっている Razer Blade Proは$3,999で販売されている。

RazerのWebサイトはこちら

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