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ソニーがFS5ファームウエアをアップデート - HDRやHD120fpsに対応

ソニーがFS5ファームウエアをアップデート - HDRやHD120fpsに対応

ソニーはFS5のファームウェア4.0をリリースした。これにより、最近発表されたインスタントHDR機能が追加される。FS5のシステムアップデートにより、以下の機能が有効になる。


新機能

  1. Hybrid Log-Gamma *(HLG)での撮影によるハイダイナミックレンジ(HDR)のサポート
  2. CBKZ-FS5HFR(別売**)により、1080pで連続120fpsのハイフレームレート(HFR)記録をサポート
  3. S-Log2 / S-Log3の記録時に基準ISO感度をISO3200からISO2000に変更

* *4K: XAVC-Long 4:2:0 8-bit, HD: XAVC 4:2:2 10-bit.

**下記のリンクを参照

ソニーによれば、インスタントHDRは、HLGによりカラーグレーディングに時間をかけず、HDRコンテンツの撮影、編集、表示を可能にする。HLGモードは、新たに追加された画像プロファイルを使用して、Slog3のように迅速にセットアップが可能。

以下は各モードの説明

[HLG] ITU-R BT.2100に相当する設定

[HLG1] [HLG2]よりも大きなノイズを抑える設定。ただし、撮影可能なダイナミックレンジは狭い

[HLG2]ダイナミックレンジとノイズ抑制のバランスを取った設定

[HLG3] [HLG2]より広いダイナミックレンジを提供する設定。しかし、ノイズは増加する

上記の新しいプロファイルはすべて同じガンマカーブ特性を使用し、ダイナミックレンジとノイズ抑制特性のみが異なる。

Instant HDR

HLGの素晴らしい点と、ソニーが「インスタントHDR」としてブランド化している理由は、録画時にXAVCビデオファイルにメタデータを埋め込み、サポートするテレビやモニターで読み込んで、自動的に適切な設定で表示できることによる。 Hybrid Log-Gammaは、BBCと日本の放送局NHKによって放送テレビ向けに特別に開発された。ドルビービジョン(競合するHDR技術)に比べ大きな利点は、HLGのネイティブ互換性により、既存の放送インフラストラクチャを使用し、HDRを視聴者のテレビに自動的に正しく表示できることだ。

これらの新しいHDRオプションとは別に、SLog3で撮影するときにISOを3200以下に下げることができることも大きな改善点だ。これにより、FS5をFS7(CineEIモードのベースISO 2000)に合わせることができる。この新しいFS5のファームウェアについては、早急にテストを行い、シャドウノイズやHLGワークフローがいかに簡単かについてフォローアップしたい。

ソニーのWebページはこちら

 

フジヤエービックのショップサイト

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