広告

iodyneが、Pro Dataをファームウェア1.6で拡張しPro Miniを出展

IBC 2025において、iodyneはPro Dataファームウェア1.6を発表した。これによりMac、Windows、Linuxシステムへの完全なクロスプラットフォームサポートが実現されると同時に、待望のPro Miniも出展された。今回のアップデートは、制作からポストプロダクションまで、共同作業のワークフローを簡素化し、現実のパフォーマンス要件に対応することを目的としている。

展示会での動画インタビューで、iodyneのマイク・ギティグ氏は、新ファームウェアとハードウェア拡張がボトルネックを解消し、現代の混合プラットフォーム環境の要求に応える設計だと説明した。

iodyne Pro Data 1.6によるクロスプラットフォームワークフロー

これまでiodyneの高度なPro Data機能はmacOSでのみ完全利用可能だった(iodyne Pro Dataレビューはこちら)。2025年10月15日リリース予定のファームウェアバージョン1.6では、これらの機能がWindowsに拡張され、Linux版Pro Dataも新たに提供される。MacとWindowsのクロスプラットフォーム互換性には、複数ユーザーが同一データを安全に読み取り専用モードで共有できる「Multi-Reader Sharing」や、メディアの複製や再インジェストなしにシステム間をシームレスに移動できる「Storage Handoff」が含まれる。

この変更は、各部門が異なるプラットフォームを好む制作現場(例:デイリー編集にMac、VFXにLinux、放送用にWindows)で特に重要だ。単一の暗号化された信頼できる情報源を維持することで、Pro Data 1.6は冗長なコピーを減らし、ワークフロー全体の時間を節約する。

iodyne Pro Dataと近日発売のiodyne Pro Mini(上)。画像提供:CineD

持続スループットに注力

インタビューの中でマイク氏は、iodyneがストレージ性能をピーク速度ではなく持続スループットで測定することを強調した。これにより、ライブ、バーチャル、マルチカメラ制作などで増加する複数カメラからの直接収録時にも予測可能な結果が保証される。

IBCでは、メディアカードやプロキシを迂回してIP経由でカメラからPro Dataへ直接記録するRED Connectワークフローを展示した。ラボテストでは、高解像度マルチカメラ録画をフレーム落ちなしで持続できた。またSoftronマルチカムリグも実演され、フライキットやライブイベントに最適なコンパクト構成で最大16ストリームのProRes録画が可能だった。

Pro Mini:スマートドライブの登場

ファームウェアと共に、iodyneは現場やモバイル用途向けに設計されたポータブル「スマートドライブ」Pro Miniをプレビューした。このデバイスはサーマルスロットリングなどの一般的なSSDの制限を解消し、約3000MB/sの持続的な読み書き速度を実現する。またRAID-6保護を組み込み、ドライブ故障に対する冗長性を提供する。

Pro Miniは識別しやすい電子インク式デジタルラベルを搭載し、iodyneが近日提供するフリート管理システムでカスタマイズ可能だ。ユーザーはドライブを開けずにプロジェクト名やステータス表示、あるいは「抜かないでください」といった警告を割り当てられる。Appleの「探す」やGoogleの同等サービスとの連携でセキュリティがさらに強化され、タップで解除する暗号化機能により現場でのデータ保護が実現する。

iodyne Pro Miniは今年末にようやく発売される見込みだ。主な機能は以下の通り。画像提供:iodyne

実際の制作に対応した設計

大規模スタジオワークフローから小規模な独立制作まで、iodyneが重視するのは信頼性と予測可能性だ。そのソリューションは確かにハイエンドであり、価格もそれに応じたものだが、持続的なスループット、プラットフォームの断片化、実用的なドライブ管理といった課題に取り組むことで、Pro Data 1.6とPro Miniがユーザーの悩みを解決する。

IBC 2025で初公開されたが、10月にファームウェアがリリースされ、Pro Miniは年末までに出荷予定のため、多くのチームがこれらのソリューションが日々の制作やポストプロダクションの課題を効率化できるかどうかを間もなく検証するだろう。

Leave a reply

フィルター
全て
ソート
latest
フィルター
全て
ソート
latest