DatavideoがNighthawkでプロカメラ市場に参入
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台湾を拠点とし、欧米と中国に進出しているdataVideoがNightHawkのプロトタイプを、IBC 2017で発表した。独自開発した20メガピクセルMFT(マイクロフォーサーズ)高感度センサーを搭載したカメラだ。
イベントミキサーやエンジニアリングハードウェアで知られるdatavideoは、NightHawkを開発し、プロのカメラ市場に参入した。最大409,600のISOを可能とする非常に高感度の20メガピクセルCMOSセンサー、リアルタイムHDRを搭載し、パナソニックやオリンパスなど幅広いレンズの選択肢があるMFTマウントを採用している。 Datavideoは、コンパクトなデザインとさまざまなアプリケーションで、デジタルカメラの新たな需要を掘り起こす考えだ。
NightHawkのターゲットユーザーは、放送局とリモートアプリケーション用途だ。 3系統のHDMI出力を持ち、将来SDI出力も追加予定。コンサートやプレゼンテーション、あるいは野生動物をリモートでライブビデオ出力するなどのライブイベントに最適だろう。
内部で映像を記録することはできないが、筐体はモディファイでき、用途に応じてカメラリグを構築することができる。 Atomosのモニターレコーダーなどのデバイスを装着して独自のリグ構築が可能だ。音声系に関しては、このプロトタイプには3.5mmジャック入力しか用意されていなかったが、これはデュアルXLR入力に交換できるとのこと。カメラにはコントロール用のWi-Fiが内蔵されているが、リモートでフォーカスやズームが可能かどうかは確認されていない。
主な仕様
- 20メガピクセルのマイクロフォーサーズセンサー
- 最大30pのHD撮影
- マイクロフォーサーズレンズマウント
- HDMI出力による外部記録(将来はSDI)
- 将来のデュアルXLRオーディオ入力
- 最大ISO 409,600
- 4GでRMTPストリーミング
価格は$ 3,000~$ 3,500だが、記録用に外部レコーダーも必要になる。NightHawkは、おそらくシネマカメラとしては理想的ではないかもしれないが、リモートやライブカメラ用途では、活躍できる場面もあるだろう。 同社はまた、今後の4Kレコーディング機能の開発も視野にあるようだ。