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DJI Phantom4 Proがアップグレード — 進化したセミプロ向けのドローン

DJI Phantom4 Proがアップグレード — 進化したセミプロ向けのドローン

Inspire2の話題で少し影が薄くなってしまったが、新しく導入されたPhantom4 Proは比較的安価な業務用空撮機として見逃せない存在だ。新規開発された搭載カメラは12 stopのダイナミックレンジを持ち、4K 60fpsで撮影可能だ。価格と発売時期を含め、詳細をお伝えしよう。

DJI Phantom 4

Credit: DJI Global

DJIがPhantom1を発売したのが2013年1月。 飛行可能時間は僅か10分だった。GoProを搭載していたが、まだ振動が目立っていた。しかし、これにより、誰でも低コストで空撮ができるようになった。その後DJIはマーケットリーダーとなり、以来、ドローンは進化を遂げることになる。

先のInspire2の記事を読めば、いかにドローンが進化したかがよく分かる。

しかし、Inspire2($3,000~$6,000)でもまだ手が届かないユーザーも多いだろう。これらのユーザーにはPhantom4が用意されている。内蔵されているカメラは1インチ、20メガピクセルのセンサーが使用されており、12 stopのダイナミックレンジを持つ。4K 60fpsまでサポートされており、最大ビットレートは100Mbps、H264で映像を記録する。またメカニカルシャッターを採用しているので、ローリングシャッター現象も最小限に抑えられている。

Phantom4は1個のバッテリーで30分飛び続けることができ、スポーツモードにすると、最大約66Km/hで飛行することができる。皆がこのような高速で飛ばすことはないだろうが、そのような撮影の場合でも対応できる。なお、Pモードでは最高速は約50Km/hとなる。

DJI Phantom 4 Active Track

アクティブトラックモード: 対象を捕捉して追い続けることができる。 Picture: DJI Global

アクティブトラックモードでは、走者や自転車、あるいはクルマを捕捉して追い続けることができる。アクティブトラックモードには、サークル、スポットライト、プロファイルの3つのモードがある。

更に障害物回避機能も搭載されている。完璧とは言えないが、無いよりははるかに良い。5つのセンサーで木などの障害物を感知して避けることができる。

DJI Phantom 4 Pro Controller

高輝度モニター付きコントローラー. Credit: DJI Global

新しくなったコントローラーには、オンボードGPS、マイクロSDスロット、HDMIポートが備わっている。$300の追加で高輝度ディスプレイ付きのコントローラーも用意されており、太陽光の下でも見易くなる。

Phantom4Phantomシリーズの最高峰で、Inspire2の下位モデルに位置づけられるが、4K撮影が可能ながら更にコンパクトな機体に仕上がっている。持ち運びも楽で、セットアップも簡単なので、すぐに飛行することができる。

価格:

Phantom4 Pro(スタンダードコントローラ付属):$1,499

Phantom4 Pro(高輝度モニター付きコントローラー付属):$1,799

DJI Phantom 4 in Flight

 

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