ドローンがニューヨークのワールドトレードセンターに激突

ドローンがニューヨークのワールドトレードセンターに激突

DJI Air 2Sドローンがニューヨークのワールドトレードセンター7番館に激突し、ニューヨーク市警のテロ対策課とFBIが大規模な対応を行っている。

この事件は1週間前の8月2日(日)に起きた。テキサス州ダラスからの旅行者であるアダム・イスマイルは、午後5時頃、インスタグラムに投稿する動画を作成しようとドローンを飛ばし、制御できなくなった。

このアマチュアパイロットは、ニューヨーク市内でのドローンの飛行が違法であるということを知らなかったという。

image credit: Adam Ismail

Instagramの投稿にあるように、アダムは999ドルのDJI 2S Droneを使ってQuickshot Circleを撮影した。クイックショットとは、飛行経路を自動化してボタンを押すだけで、映画のような美しい映像を撮影できる。

DJI Air 2Sは、5種類のクイックショットモード(Drone、Helix、Rocket、Circle、Boomerang)で撮影することができる。これらのモードは、映像に演出的な効果を付与し、かつ非常に簡単に使用できる。

彼のドローンはその動きをしたものの、建物の側面にぶつかった。DJI Air 2Sには前面に障害物回避センサーがあるが、側面や背面にはない。衝突時には横向きに移動していたと思われる。

機体を回収したいと思ったアダムは、ビルのフロントにいるセキュリティ担当者に出頭した。すると、そこにはテロ対策の警官がずらりと並んでいた。

制限区域での飛行

image credit: Wikipedia

もしこれがローワー・マンハッタンの他のビルだったら、大きな問題にならなかったかもしれない。しかし、WTC7は、2001年9月11日のテロで倒壊した3つのビルのうちの1つだ。同時多発テロから20周年を迎えた今、法執行機関は異常事態への警戒を強めている。

今回のWTCの状況は、過剰反応と思われるかもしれないが、今回の騒動は十分に調査されるべきだろう。爆発物を搭載した小型無人機は、軍事作戦の際に使用されてきたからだ。

FAA Small UAS Rule (Part 107)

パイロットは、この規則を理解し、遵守することが重要だ。FAA UAS Rule ( Part 107 ) の全文はこちら(リンク)。

米国連邦航空局のウェブサイトによると(リンク)、

ドローンの操縦資格を得るためには、以下の条件を満たす必要がある。

  • 16歳以上であること
  • 英語を読んだり、話したり、書いたり、理解することができること
  • ドローンを安全に操縦できる心身の状態にあること
  • 初回の航空知識試験に合格していること

リモートパイロット証明書の要件 :

  • すべてのUAS操作において、リモートパイロットが容易にアクセスできること
  • 航空知識の再確認のため、24ヶ月ごとにオンライントレーニングを受けなければならない

アマチュアパイロットは、レクリエーション目的でドローンを飛ばすことが許可されている。ただし、FAAにドローンを登録し、すべての法律に基づいて運用することが求められている。

DJI Air 2SとDJI Flysafe

image credit: DJI

DJIは、DJI Flysafeプログラムを通じて、新しいパイロットに制限事項を教育している。また、アプリ内でドローンが飛行禁止区域に近づくと、パイロットに警告する通知機能も実装している。

アダムは制限空域でドローンを操縦していたが、何らかの理由でDJIアプリはそれを表示しなかった。また、DJIのウェブサイトにはGeo Zone Mapがあり、既知の制限区域が視覚的に示されている。

しかし、ユーザーは「公式の情報源を確認し、自分の飛行にどのような法律や規制が適用されるかを判断する責任がある」としている。

image credit: Adam Ismail

6時間の尋問の後アダムは釈放され、領空法違反の軽犯罪切符を手渡した。ドローンは回収できないままとなった。

幸いなことに、アダムは紛失したドローンを交換するための費用の一部を負担するDJI Care Refreshプログラムに参加している。

DJI Air 2Sクアッドコプターのレビューもぜひご覧いただきたい(リンク)。

Featured image credit: Photo by Siegfried Poepperl from Pexels

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