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FreewellがMagnetic VND Filter Kitを発売

Music Courtesy of Epidemic Sound

FreewellがIndiegogoで新しいタイプのVND(可変ND)フィルターシステムを発表した。システムという言葉を使っているのは、個々のパーツを販売しているのではなく、パッケージ全体を販売しているのが理由だ。内容は、ねじ込み式のベースリング、2種類のVNDフィルター(ミストディフューザーの有無にかかわらず、1ストップ分のNDとして機能する)、2種類のフィルター(片方はND 2-5と6-9ストップ、もう片方はCPLとCPL ND32)だ。また、マグネット式のレンズキャップと保護ケースも付属している。

Freewellは、すでにいくつかの磁気NDフィルターを提供しているが、この新しい磁気VNDシステムはユニークなものだ。ND2からND9までの完全なシステムでありながら、いわゆる「ミスト」フィルターを追加することも可能。2枚のVNDフィルターは、ベースを外して使うと円偏光フィルターとしても機能する。

今回のフリーウェル・マグネティックVNDフィルターキットの最大の特徴は、ベースとなるフィルターホルダーを一度レンズにねじ込むだけで、あとはすべてマグネットで取り付けられること。

What’s in the kit? – Freewell VND Magnetic Filter Set. Credit: CineD

Magnetic VND Filter Kitの概要

「Freewell Magnetic VND Filter Kit」は、以下のパーツで構成されている。

  • パーツとフィルターをまとめて収納できる保護ケース
  • ねじ込み式のベースリング
  • ベースリングの内側にあるND 1(1ストップ)フィルター(取り外し可能
  • ベースリングの内側にND 1 + “Mist “フィルター(着脱可能)
  • ND 2-5フィルター、ND 1インレイフィルターを使用しない場合はCPL(円偏光板)フィルターとしても使用可能
  • ND6-9フィルター、ND32(5ストップ)+CPLフィルターのダブルで使用可能
  • マグネット付きレンズキャップ
Look for “A” – Filter and lens ring alignment for perfect hard stops. Credit CineD

かなりの数のパーツがあるが、システム全体がよく考えられている。Freewellは、可変NDフィルターに関する技術を組み合わせて、両方の長所を得ることに成功している。

まず重要なのは、可変NDフィルター(VNDフィルター)は、実際には2枚の円偏光フィルターを重ね合わせ回転させるものということ。このようにしてND効果(ニュートラル・デンシティ)を生み出しているが、回転角によって、ケラレやクロスパターンが発生する場合がある。これを避けるため、同社はハードストップを導入し、ND 1インレイフィルターに対してフロントフィルターを回転しすぎないようにするシステムを考えた。

つまり、ND 2~5のフィルター(光量を2~5ストップ減光)とND 6~9のフィルターの2種類のVNDフィルターが用意されているわけだ。

しかし、そこまでのNDフィルターを必要としない場合は、フロントフィルターを取り外すだけで、ND 1インサートフィルターがある。すべては磁石で固定されているので、これも引っ張るだけで取り外せる。

Freewell Magnetic ND Filters. Image credit: CineD
Rotate the ND filters and they become Circular Polorizers. Image credit: CineD

NDをCPLに

VNDフィルターは2枚の円偏光フィルターに過ぎないと言われているが、Freewell Magnetic VND Filter Kitには、ちょっとした仕掛けがある。ねじ込み式のベースリングからND 1インレイを取り外せば、基本的にVNDシステムの半分が取り外されたことになる。ND 2〜5、ND 6〜9のフィルターを裏返すと、それぞれCPL、ND32 – CPLの文字が見える。これをベースリングにはめ込むと、360°回転する通常の円偏光フィルターになる。NDを加えないものと、ND5を加えたものが選択できる。

ND 1インレイフィルターを追加して、画像にミスト効果を与えることもできる(Tiffen Black ProMist)。

このFreewell Magnetic VND Filter Kitは、非常にユニークでよく考えられた製品だ。VND、CPL、ケラレやクロスパターンを防ぐためのVND時のハードストップ、常にフィルターをねじ込む必要がないこと、追加のミストフィルター、必要なパーツをすべて収納できる保護ケースなど、実に万能だ。

Base ND (One Stop) and Lens Ring Attachment. Credit CineD
Freewell Magnetic ND and ND Mist Filters. Credit: CineD

ファーストルック

Johnnieがこのシステムを使ってみて、次のように述べている。

この数週間使ってみたが、正直言って、これは買いだと思った。その理由は以下の通り。

この新しいフィルターキットは、非常に柔軟で作業しやすい。また、光学的にも優れた品質を備えている。「ミスト」も気に入っている。ミストフィルターだけでも購入価値がある。個人的には、この「光るミスト」は少し強めなので、多少弱めればもっと使いやすくなったかもしれない。いずれにしても、最近のミラーレスカメラのしゃっきり感が軽減されることは歓迎すべきことだ。磁石の強さについても考慮する必要がある。これは非常に歓迎すべき機能だが、NDフィルター自体を回転させることは必ずしも容易ではなく、軽量の三脚を使用している場合にはカメラの揺れの原因にもなる。しかし全体として、非常に優れた製品だ。

FUJIFILM X-T4 with SIRUI 50mm anamorphic lens with Freewell VND Mist. Credit: CineD
FUJIFILM X-T4 / SIRUI 50mm anamorphic lens, no filter. Credit: CineD
FFUJIFILM X-T4 / SIRUI 50mm anamorphic lens with Freewell VND Mist. Credit: CineD
FUJIFILM X-T4 with SIRUI 50mm anamorphic lens, no filter. Credit: CineD

価格と発売時期

Freewell Magnetic VND Filter Kitは、Indiegogoのキャンペーンで資金提供を受けており、超 “アーリーバード “であれば300ドルで購入できる。アーリーバードの場合は350ドル、発売後の小売価格は400ドルとされている。上のスライドの通り、さまざまなフィルターのスレッドサイズが用意されている。なお、これはクラウドファンディングのプロジェクトであり、製品やサービスが実現しないというリスクがあることも理解いただきたい。

Link: Indiegogo | Freewell

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