
ライカは、ミラーレスカメラSL3とSL3-S用の2つのファームウェアアップデートv3.1.1をリリースした。このファームウェアアップデートは、SL3に複数の新しいC4KとC6Kビデオ記録フォーマットを追加し、両方のカメラで多くのユーザーインターフェースの改善を行った。
2024年3月に発売されたライカのフラッグシップミラーレスカメラSL3は、60MPのフルフレームイメージセンサーを搭載している。最大DCI 8Kで30フレーム/秒、内部では最大1080P60のProRes422HQで映像を撮影できる。
このカメラに続いて、今年初めにSL3-Sが発売された。このモデルは、よりビデオ中心のカメラで、内部ではC6K/6K解像度まで、最大30Pで撮影できる「だけ」だが、オープンゲート機能を備えている。さらに、SL3-Sは内部でC6K30Pの映像をProRes422HQで撮影できる。(レビューはこちら)

ライカSL3およびSL3-Sのファームウェアアップデートv3.1.1
SL3のみに提供されるファームウェアアップデートv3.1.1の最も注目すべき変更点から始めよう。内部的にProRes422HQで、最大30PのC6K(5776 x 3056)と最大60PのC4K(4096 x 2160)で撮影できるようになった。

両カメラには、他にも以下のような改良が施されている:
- ヘッドホン音量:ビデオセクションのオーディオメニューやFNボタンからヘッドホン音量を変更できる。
- 倍率コントロール:ジョイスティックを押すことで、倍率機能を有効/無効にできる。
- アイコンの割り当て:コントロールセンターでアイコンの割り当てを変更すると、機能割り当てリストが開き、現在割り当てられているオプションが開始位置としてリストに表示される。
- メインメニューの変更:以前のメニュー「フィルムスタイル」と「ビデオスタイル」(JPG設定からアクセス可能)はLeica Looksメニューに統合され、それらのメニュー項目はメインメニューからアクセスできるようになった。
- ファームウェアアップデートプロセスの最適化:ファームウェアアップデート後、以前の設定はすべて変更されず、「プロファイルをSDカードに保存しますか」というダイアログは表示されなくなる。アップデートには、バッテリーの充電レベルが約25%あれば十分だ。

価格とリリース時期
ライカSL3およびSL3-Sのファームウェア・アップデートは、いずれも無償で入手できる。ライカSL3のファームウェアアップデートv3.1.1のダウンロードはこちらのページ、SL3-Sのファームウェア・アップデートv3.1.1のダウンロードはこちらのページを参照のこと。