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2021年版水中スマートフォン用ハウジング

2021年版水中スマートフォン用ハウジング

スマートフォン用の水中ハウジングは、どれも同じように思えるが、スマートフォンが高性能になるにつれ、搭載されるハウジングも高性能になっている。ここでは、今、最も使える水中スマートフォン用ハウジングを紹介する。

最近のスマートフォンは、基本的な機能や汎用性という点では、ほとんど不満はない。ほとんどのスマートフォンは、極端な落下にも耐え、何千回もの充電回数でもバッテリーの寿命を維持できるようになったが、水中性能はいまだにモデル間の差別化要因となっている。水深1インチで故障するものもあれば、短時間の水没に耐えられるものもあり、また、水中での写真撮影やビデオ撮影をアピールしているものまである。

現実には、スマートフォンが防水機能を備えていても、結局のところ、水没させてしまうと故障の原因になる。塩水ではさらに危険度は増すし、非常に高温または低温の水でも、スマートフォンに深刻なダメージを与える。万一、水中で使用してスマートフォンを壊してしまっても、保証交換は期待できない。

Xperia PRO Smartphone. Source: Sony

水中撮影では、以下のような選択肢がある。水中での撮影では、スマートフォンの固定焦点距離が有利に働き、フォーカシングが簡単になる。多くのハウジングには、ワイド、マクロ、その他の用途のための交換可能な「ポート」が用意されている。

AquaTech AxisGO 11 Pro

AquaTech AxisGO 11 Proは、iPhone専用のスマートフォンハウジングで、価格も200ドルと手頃。防水性能は10mなので、最も深く潜水できるハウジングではないが、安全性は大きく向上する。

underwater smartphone housing
Image credit: AquaTech

ハウジングに入れた状態でも、ハウジング背面の窓からタッチスクリーンを操作してスマートフォンを操作することができる。さらに、スマートフォンを取り出さなくても通話ができるなど、密閉性の高い他のハウジングでは実現できないことが可能になっている。

また、AxisGOにはバッテリーが内蔵されておらず、スマートフォンのバッテリーと、既存の操作系やカメラソフトウェアに依存している。

DIVEROID

DIVEROIDは、IndieGoGoで資金調達された魅力的な製品で、現在359ドルで販売されている。最大深度は約60mで、市場に出回っているスマートフォン用ハウジングの中で最も深く潜れるものではないが、ユニークなソフトウェア機能を多数搭載しており、ほとんどの最新のAndroid携帯電話に対応している。DIVEROIDは、スマートフォンをカメラとダイブコンピューターの両方に使うことを目的としており、より良い撮影のための機能と、より簡単なダイビングのための機能を備えている。ダイビングを経験したことがある人なら、撮影していない場合、撮影機材が邪魔になることを知っているだろう。

また、DIVEROIDには「カラーコレクション」などの高度な機能も搭載されているが、これは海の青緑を補正するために赤を加えているだけのようだ。このように、複数の同時撮影タイマーや水深モニターなど、ちょっとした機能が満載で、技術的には特に優れているわけではないが、水中撮影のためによく考えられている。

ただし、内蔵バッテリーは充電できず、バッテリーが切れてしまうと(寿命は500回程度とのこと)、ハウジングと携帯電話の通信ができなくなってしまい、ただの防水ボックスになってしまう。しかし、ダイビングの道具としてだけでなく、ビデオ撮影の道具としても使えるハウジングを探しているのであれば、これは確かに洗練された、豊富な機能を備えた選択肢だ。

SeaLife SportDiver

300ドルのSeaLife SportDiverは、アップル専用の水中ハウジングで、安全性という大きな特徴を持っている。この価格帯では他に類を見ない、小型の真空ポンプが付属しており、水中でハウジングの密閉性を確認することができる。また、ハウジングに少しでも水が入った場合には、アラームシステムで知らせてくれる。

Image credit: SeaLife

それ以外の点では、SeaLife SportDiverは目立たない存在だが、しっかりとした作りで、価格も手頃だ。他のハウジングと同様に、ブルートゥースを介してワイヤレスでスマートフォンと通信し、単4電池で動作する。撮影時には、3本、4本、5本、あるいはそれ以上のバッテリーを充電しなければならないこともあるので、物理的にバッテリーを素早く交換できるのは便利だ。

Leo3 Smart

Easydive社の「Leo3 Smart」は、今回のリストの中で最も高価な製品で、900ドル以上する。しかし、150mという驚異的な深度まで潜ることができるため、本格的なプロダイバーはもちろん、小型潜水艇や水中ドローンの外装にカメラを搭載する場合にも対応できる。また、Androidユーザーにとっては、数少ないユニバーサル仕様となっている。

Image credit: Easydive

Leo3には7800mAhの大容量バッテリーが搭載されており、長時間のダイビングでもスマートフォンを充電し続けることができ、現実的なダイビングの長さであれば撮影を続けることができる。このバッテリーは、スマートフォンへの電力供給/充電と、ホワイトバランスやISOなどのハウジング内部の制御を行う。

Leo3は安価ではないが、スマートフォンの中では最も “プロ “に近い製品だ。

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