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Boxfish Researchが水中ドローンLunaを発表 - ソニーαカメラを搭載

Boxfish Researchが水中ドローンLunaを発表 - ソニーαカメラを搭載

Boxfish Lunaはソニーのミラーレスカメラを収納し、1,000mの水深まで潜航できる新しい水中ドローンだ。 Lunaはソニーのα1を収納しており、フルフレームの8K/10ビットビデオあるいは50メガピクセルの静止画を撮影できる。軽量のケーブルでつながれており、オペレーターはドローンとカメラを制御できる。

水中撮影に関しては明確な課題がある。それはハウジングの防水で、これは非常に複雑で高価になる。CineDでは約1年前に、ゲイツのカメラハウジングとARRI Alexa MiniLFを使った水中撮影の記事をリリースしている。 また2019年にはKickstarterキャンペーンで資金提供に成功したNavatics MITO 4K水中ドローンの記事もリリースしている。

Boxfish Researchは、ニュージーランドを拠点とする水中遠隔操作無人探査機のメーカーで、αカメラを収容できる水中ドローンBoxfish Lunaを発表した。

水中ドローンBoxfish Lunaの概要

Boxfish Luna 8K Underwater Drone. Source: Boxfish Research

Boxfish Luna ROV(遠隔操作無人探査機)は、ソニーのα1カメラを収納でき、フルフレームの8K/10ビットビデオまたは50メガピクセルの静止画を撮影できる。もちろん、8Kが必要ない場合はα7S IIIなどのカメラにも対応できる。高感度のα7S IIIなら、深い深度の暗い環境で有利だ。

Lunaは新しい200mm(8インチ)の光学ドームを備えており、1,000メートルまで潜航して鮮明な画像が撮影できる。 Boxfish Researchによると、ズーム、シャッタースピード、絞り、フォーカス、ホワイトバランス、ISO、露出モードなど、カメラも完全に制御できる。またBoxfishコンソールには、ドローンコントロール用のライブビューモニタリングができる17インチUHDディスプレイが搭載されている。

Boxfish Luna 8K Underwater Drone. Source: Boxfish Research

ドローン本体は、軽量(中性浮力)光ファイバーケーブルでコントロールコンソールに直接接続されている。ケーブルの標準の長さは200mだが、3,000m以上の長さのケーブルでもオプションで用意されている。なお、カメラのレンズに制限があるかどうかについての情報は無い。

Boxfish Luna with the Control Console. Source: Boxfish Research

ROVには8つのスラスターが搭載されており、これらは6度まで傾斜しドローン本体を潜航させる。ドローンのバッテリーは最大15時間使用することができ、クイックアクセスポートから充電できる。 ROVの前面には調整可能なアームとボールマウントを備えた2つの防水ライトが付いている。最大2x 8,500ルーメンの高CRI出力で、調光も可能だ。

Boxfish Luna 8K Underwater Drone – Sample Image. Source: Boxfish Research

Boxfish Lunaのボディは硬質アルマイト処理されたアルミニウム合金でできており、ドームはアクリル製。サイズは714mmx 435mm x 351mmで、重量は24kg。動作は-10℃から+ 55℃まで保証されている。 Boxfish Luna用のアクセサリーもオプションで多数用意されている。

Boxfish Luna 8K Underwater Drone. Source: Boxfish Research

価格と発売時期

Boxfish Researchによると、Lunaは現在入手可能。価格は公表されていないので、直接問い合わせる必要がある。デモを予約することも可能だが、ニュージーランドの本社でのみ受け付けている。

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