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LUMIX S1RII、S1IIE、S1IIのファームウェアアップデートが発表された。これらのアップデートは、ハイブリッド撮影の機能を強化することを目的としている。このファームウェアアップデートは、 2025年6月24日以降にパナソニックのグローバルカスタマーサポートのウェブサイトから無料でダウンロードできる。
パナソニックは、以前同社が発表した通り、発表されたばかりのS1RII、S1II、S1IIEに対して無料のファームウェアアップデートを提供し続けている。(S1IIのレビューはこちら、S1IIのラボテストはこちら)

LUMIX S1RIIファームウェアバージョン1.2アップデート内容
高度な 記録フォーマット
- 8.1K/7.2K(3:2)オープンゲート記録とRAWデータ映像をHDMI経由で出力し、外部記録が可能になる。
- DMW-SFU3Aソフトウェアアップグレードキー(別売)を使用することでARRI LogC3が使用可能になり、ARRIのデジタルシネマカメラに合わせたカラーが可能になる。
- 4:2:0 10bitフォーマットでのHEIF記録に対応。
改善された 撮影支援ツール
- アーバンスポーツ認識機能は、既存の目、顔、体の人間検出機能に追加され、ブレイクダンス、スケートボード、パルクールのようなダイナミックな動きを捉える。
- フレームアスペクト比の選択肢が10から17に拡張され、最大3フレームの同時表示が可能になる。
- フォーカス・スタッキング機能により、複数のフォーカス位置で撮影した画像を合成し、被写界深度の深いシャープな1枚の画像を生成できる。
ワークフロー機能の拡張
- CFexpress Type BまたはSDメモリーカードから外付けSSDへのダイレクト転送が可能。
- HDMIのRAW動画データ出力中に、内蔵メモリーカードにプロキシファイルを記録できる。
- Capture OneによるWi-Fiおよび有線LAN経由でのデータ転送に対応(USB-LAN変換)。
- Bluetooth®によるタイムコード同期に対応。
- UVC/UAC機器との接続に対応。
- DJI社製ジンバルとのBluetooth接続に対応。(2025年6月現在の対応機種:RS 4 Mini)
- HLGビューアシストにより、カメラのモニターやビューファインダーでの階調や露出の確認、HLG非対応の外部モニターでの確認が可能。
カスタマイズ性の向上
- フォーカスリングをコントロールリングとして使用でき、キーファンクションの割り当てが可能になる。また、MF時のフォーカス回転方向を選択できる。(2025年5月現在の対応レンズ:S-E2460、S-X50、S-R24105、S-R2060)。
- AFフレームカラーを10色から選べるようになり、使い勝手が向上。

LUMIX S1IIとLUMIX S1IIEファームウェアバージョン1.1アップデート
- ARRI LogC3は、DMW-SFU3Aソフトウェアアップグレードキーを使用することで、ARRIのデジタルシネマカメラと色を合わせることができるようになる。
- フレームアスペクト比の選択肢が10から17に拡張され、最大3フレームの同時表示が可能になる。
- AFフレームカラーは10色から選択でき、使い勝手が向上。
- フォーカス・スタッキング機能は、複数のフォーカス位置で撮影した画像を合成し、被写界深度が深く、全体的にシャープな1枚の画像を生成する機能を導入。
- Capture OneとのWi-Fiおよび有線LAN(USB-LAN変換)によるデータ転送に対応。
価格とリリース時期
新しいファームウェア・アップデートは、ここから無料でダウンロードできる。なお、日本語のサイトにはまだ掲載されていない。(6月24日現在)