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Peak Designがアウトドアバックパックを発表

Peak Designがアウトドアバックパックを発表

サンフランシスコを拠点とするバッグのイノベーターであるPeak Designが、 アウトドア製品の新ラインを発表した 。小型の2Lスリング、カメラインサートが装着可能な7Lスリング、テクニカルなデイトリップに対応した25Lバックパック、大型で機能満載の45Lバックパックがラインナップされる。これらの製品はアウトドア向けだが、 2Lスリングを除くアウトドアラインのバッグは様々なカメラに対応している。アウトドアフォトビデオに対応するバッグにおける同社のノウハウで、一般的なバッグのデザインではなく、実際のアウトドア用フォトビデオバックパックという、業界では稀有な製品が誕生した。

Peak Designは発売記念ビデオの冒頭で、同社のアウトドアでの経験を語っている。ピーク・デザインの発祥の地を挙げるとすれば、キックスターターだろう。アウトドアラインキャンペーンは、サンフランシスコを拠点とするこのメーカーによる13回目の成功キャンペーンだ。キャンペーンはまだ終わってはいないが、この記事を書いている時点で約2500%の資金が集まっており、これまですべてのプロジェクトを支援者に届けてきた会社によって運営されている。

7Lスリング

小型の2Lバージョンは撮影用には特に関係ないと思うので、7Lアウトドア・スリングから始めよう。X-smallカメラキューブ(大型の「Small 」カメラキューブと混同しないように)を装着した場合、このセットは最もミニマルなビデオキット(ハイブリッドカメラに小型ズームレンズまたはコンパクトなプライムレンズ2本、追加バッテリー、メモリーカード、その他の必需品)を収納することができる。

Outdoor Line 7L Sling. Image credit: Peak Design

豊富なポケットは効率的な整理に役立つが、コンパクトなカメラでないとかなりタイトなことが予想される。底部の2つのループはコンパクトな三脚を固定でき、専用の隠しコンパートメント(ピークデザインの特徴的なデザインの1つ)も用意されている。

Outdoor Line 7L Sling with a compact travel tripod attached. Image credit: Peak Design

2Lと7Lのアウトドアスリングは、どちらもアウトドア用バックパックのハーネスシステムに取り付けることができ、トレッキング中でも簡単に出し入れできる。

アウトドアラインのバックパック

本命はここからだ。ハイエンドのバッグ分野に革命を起こしたPeak Designの革新的な技術には、「Ultra Cinch」と名付けられた新しいトップロードクロージャーがある。このシステムは、拡張可能なロールトップ(ちなみに個人的にお気に入り)とセルフロックコードシンチを組み合わせたものだ。コードはデザインの重要な特徴として、これらのバックパックの至る所に使われている。このコードは、バックパックを非常に多用途なものにし、耐久性も高めている。

Outdoor Line 25L and 45L backpacks. Image credit: Peak Design

Peak Designは常に素材にこだわっており、新しいOutdoor Lineにも革新的なカスタムハードウェアが採用されている。その結果、伝統的な独自の機能はそのままに、新しく、便利で、快適な活用方法を提供するバックパックに仕上がっている。

25Lバックパック

25Lはコンパクトで機能豊富なデイパックだ。幅広のパッド入りショルダーストラップ、クッション性と通気性に優れた背面パネル、水筒や三脚を収納できるゆったりとしたサイドポケット、出し入れしやすいクラムシェル型の背面開口部など、必要なものはすべて揃っている。ラップトップ/水分補給システム用バックポケットもある。フロントのストレッチポケットにはハイドレーションシステムやセーターを収納できる。

Outdoor Line 25L backpack with Smedium camera cube. Image credit: Peak Design

25LのOutdoorバックパックは、 X-SmallSmallSmediumのカメラキューブから選ぶことができる(Mediumのカメラキューブは入らないので注意)。機材に関しては、ハイブリッドカメラを持ち運ぶことができ、コンパクトシネカメラ、例えばRED KOMODOも入るかもしれない。また、70-200 F2.8または同様のレンズが1本入るだろう。その他、ハイブリッドカメラとは別に、2~3本の中型プライム/ズームレンズを収納することもできる。

45Lバックパック

45Lアウトドアバックパックは、25Lバックパックのアップスケール版というだけではない。外観のデザインは似ているが、45Lの特徴は操作性とギアキャリングオプションの点で一線を画している。

Outdoor Line 45L Backpack Harness adjustment system. Image credit: Peak Design

小さな違いに見えるかもしれないが、人によっては非常に大きな違いかもしれない。25Lのバックパネルがクラムシェル式にフルオープンするのとは異なり、45Lのハーネスシステムはメインフレームに直接取り付けられている。これにより強度が向上し、ラダー状のアタッチメントポイントが体にぴったりとフィットする。また、45Lには内部フレームと収納可能なウエストベルトが装備されている。

Outdoor Line 45L Backpack. Image credit: Peak Design

容量の点では、45Lアウトドアバックパックは「ラージ」を含むすべてのカメラキューブに対応している。このバックパックにより、プロ仕様の撮影機材を安全に持ち運ぶことができる。

Outdoor Line 45L Backpack with a large camera cube. Image credit: Peak Design

希少価値

写真とビデオ撮影の両方に対応するバックパックは希少な存在だ。ほとんどの写真用バックパックは正方形で、背中にフィットせず、カメラやレンズを収納するように設計されている。またアウトドアや旅行用のバックパックのほとんどは、ビデオ撮影を考慮していない。スペーサーを利用することも考えられるが、最適な解決策とは程遠い。

ハイエンドの写真・ビデオ用バッグを変えてきたPeak Designは、クリエイターに最適なソリューションを提供しており、ほとんどの問題を解決してくれそうだ。(例えば、WANDRDのFrenwehにあるような、サイドからアクセスできる開口部があればさらに良いのだが)。

Peak Design Founder and CEO Peter Dering at work on the Outdoor line. Image credit: Peak Design

ビデオグラファーもハイカーも、スタイルや使用感を重視しない傾向がある。しかし、同社はこの点に力を入れている。それは、外見的なエレガンスと機能的なエレガンスが深く結びついているという考えからきているのではないかと私は考えている。

価格と発売時期

キャンペーンページの価格は多少複雑だ。関連するキャンペーンを紹介しよう:

  • X-Smallカメラキューブを含む7Lスリングフォトバンドルは110ドルで、将来の小売価格より30ドル安い。
  • Smediumカメラキューブ、3つのウルトラライトパッキングキューブ、レインフライがセットになった25Lバックパックフォトバンドルは299ドルで、予想小売価格より101ドルお得。
  • 45Lバックパックフォトバンドルには、ラージカメラキューブ、3つのウルトラライトパッキングキューブ、レインフライが含まれる。価格は130ドルお得な390ドルだ。

    カラーは3色用意されている: 「クラウド」(基本的に白)、「エクリプス」(濃い紫がかった赤)、そして「ブラック」だ。Peak Designのスケジュールによると、キャンペーン支援者は2024年11月~2025年1月頃に製品を受け取ることができる。

    クラウドファンディングの注意事項

    クラウドファンディング・キャンペーンには必ず免責事項がある。このプロセスは予約注文と多少似ているかもしれないが、根本的に異なる。プロジェクトを支援することは、購入でも投資でもない。とはいえ、Peak Designは信頼できるメーカーであることは間違いなさそうだ。同社はクラウドファンディングのベテランであり、10年以上前に始めたこのシステムで、あらゆる重要な製品で成功している。

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