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ソニーがa7S IIIのファームウェアVer. 4.00をリリース

ソニーがa7S IIIのファームウェアVer. 4.00をリリース

ソニーは、a7S IIIカメラ(ILCE-7SM3)の無償ファームウェアアップデートバージョン4.00をリリースした。撮影中にLUTオーバーレイを表示できる新しいログ撮影モードを追加しているう。さらに、新しい黄金比グリッド、クリップにショットマークを追加して自動的に静止画を作成する機能、FTP転送とネットワーク機能などを追加している。

ソニーがかなり以前にhツバイされたカメラにまだ機能を追加しているのは嬉しいことだ。2020年夏に発表されたソニーa7S III(ILCE-7SM3)は、まもなく発売後5年になる。( a7S IIIのレビューラボテスト

Sony a7S III mirrorless camera.
The Sony a7S III. Image credit: CineD

もちろん、2025年になっても、静止画、特に動画撮影において非常に有用なカメラであることに変わりはない。実際、このカメラに採用された12MPセンサーは、FXシネマラインの2つのカメラを含め、過去数年間にソニーの他の多くのモデルに搭載された。

カメラ内LUTを追加

おそらく新しいアップデートバージョン4.00で最も注目すべき改善点は、撮影中にカスタムLUTをオーバーレイした画像を表示できるログ撮影モードの追加だろう。ログ撮影モードが追加された後、ガンマ設定S-Log2が廃止されている。アップデート後は、ガンマ設定S-Log3を使用する必要がある。

さらに、新しい黄金比グリッド、クリップにショットマークを追加して自動的にスチル画像を作成する機能、FTP転送とネットワーク機能が追加された。

v4.00の全改良点

以下は、ソニーのウェブサイトに掲載されているファームウェアv4.00の変更点と改善点の全リスト。(ソニーの日本語サイトからの転写)

撮影・再生機能

  • 撮影・再生機能の追加
  • 真正性カメラソリューションで活用する、静止画への「電子署名書き込み」機能に対応しました。
    • ご利用にはライセンスのインストールが必要です。(有償)
      一部の報道機関以外のお客様へのライセンス(有償)の提供時期は未定です。
      国や地域によってはサービスを提供していない場合があります。詳しくはこちら をご覧ください。
  • 好みのLUTでモニター映像を表示しながら撮影ができるログ撮影モードを搭載しました。
    • 撮影時のモニタリングに使用したLUTを編集時の映像に適用するためには、Catalyst Browse/Catalyst Prepareの最新バージョンをお使いください。
  • 動画撮影中や撮影後に、クリップにOK/NG/KEEPの3種類のフラグを付けられるようになりました。
  • 撮影後、ショットマークの付いた動画フレームから自動的に静止画を作成できるようになりました。
  • ブライトモニタリング中に「ピント拡大」「MF時自動ピント拡大」が使えるようになりました。
  • 「グリッドラインの種類」に「黄金分割」を追加しました。
  • ピント位置をずらしながら自動的に連続撮影を行える「フォーカスブラケット」撮影に対応しました。
  • 露出ブラケットでずらす露出値と撮影枚数の設定が増えました。
  • 再生時に「AEL」ボタン、「削除」ボタンに「カスタムキー設定」ができるようになりました。

FTP転送・ネットワーク機能の追加

  • メディアへ書き込み中にFTP転送予約ができるようになりました。
  • 撮影済の映像をスマートフォンやタブレットに転送している間に、新たな撮影ができるようになりました。
    • Creators’ Appは最新のバージョン(ver.2.9.0以降)にアップデートしてください。*
  • スマートフォンやタブレットへの転送を途中で中断しても再開が可能になりました。
    • Creators’ Appは最新のバージョン(ver.2.9.0以降)にアップデートしてください。*
  • スマートフォンやタブレットへ転送していない差分のみ転送したり、転送中に転送する映像を追加できるようになりました。
    • Creators’ Appは最新のバージョン(ver.2.9.0以降)にアップデートしてください。*
  • ネットワークストリーミングに対応しました。
    • 事前にCreators’ Appで設定が必要です。詳しくはこちら をご覧ください。
      Creators’ Appは最新のバージョン(ver.2.9.0以降)にアップデートしてください。*
  • Monitor & Control の機能に対応しました。
    • カメラの再生モード時のクリップ確認Focus map表示IRIS操作バー表示
    Monitor & Controlは最新バージョン(ver.2.3.0以降)にアップデートしてください。国や地域によってはMonitor & Controlを提供していない場合があります。

* 国や地域によってはCreators’ Appを提供していない場合があります。詳しくはこちら をご覧ください。

その他

  • カメラの最新ソフトウェアがある場合に通知が表示されるようになりました。
  • 「セキュリティ(IPsec)」機能に非対応となりました。今後はよりセキュリティ強度の高い「アクセス認証」機能を「入」にしてお使いください。
  • 「WPA」 、「WEP」機能に非対応となりました。Wi-Fi接続時に「WPA」、「WEP」の選択ができなくなりました。今後はよりセキュリティ強度の高い「WPA2」または「WPA3」をお使いください。
  • 「ピクチャープロファイル」で「S-Cinetone」設定時に「ディテール」が効かない事象を改善しました。
  • 動作安定性を改善しました。
Sony a7S III – Body. Image credit: cineD

アップデートの注意

  • アップデートは時系列順にインストールすること。Ver.2.11以前からアップデートする場合は、Ver.3.01にアップデートしてからVer.4.00のアップデートを行うこと。
  • ログ撮影モードの追加に伴い、ピクチャープロファイルが見直され、ガンマ設定のS-Log2が含まれなくなった。アップデート後は、ガンマ設定S-Log3を使用する必要がある。
  • 本製品のソフトウェアアップデートは、メモリーカード版で提供される。
  • ソフトウェアアップデートは、App StoreおよびGoogle Playで入手可能なCreators’ Appを使用してダウンロードできる。

ファームウェアv4.00の詳細とアップデート方法については、ソニーのサポートウェブサイトをご覧ください。

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