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ソニーがRX100VIを発表 - 高倍率ズームなどを新搭載

ソニーがRX100VIを発表 - 高倍率ズームなどを新搭載

ソニーのコンパクトカメラ、RX100ラインアップに新しくRX100 VIが追加された。RX100 VIはコンパクトなサイズを維持しつつ、HDRHLG)や非常に高速なAF、高倍率なズームレンズなど従来機種に多くの新機能を追加している。また、RX100シリーズとRX0用の新しいグリップも発表された。

New Sony RX100 VI with Ultra-zoom Lens and the Grip

RX100シリーズは、コンパクトカメラ分野で人気のある選択肢の1つだが、最新の機種RX100 VI(モデル名はDSC-RX100M6)が加わった。それでは新しく追加された機能を見てみよう。

高倍率ズームレンズ(35mm換算24-200mm

まず、小型ボディながら高倍率のズームレンズが搭載されたことが目を引く。ZEISS Vario-Sonnar T * 24-200mm(フルフレーム換算)、F2.8 – F4.5が搭載されているが、これは前モデルのレンズがF1.8〜F2.8(ズーム域は24〜70mm)だったことから比べると少し暗くなっている。このレンズのコンパクトさは、2枚のED(超低分散)非球面ガラスと、4枚のAA(高度非球面)レンズを含む8枚の非球面レンズにより実現されている。

さらに、レンズにはシャッタースピード4.0 stop(CIPA規格、ピッチ/ヨー方向、「ロングエンド」 – 200mm)に相当する光学手ブレ補正機能が搭載されている。

ファストハイブリッドオートフォーカス

またソニーは、RX100 VIはセンサーの約65%を占める315ポイントのフォーカルプレーン位相検出とコントラスト検出で、世界最速のハイブリッドAFシステム(同RX10 IV。1.0型センサーを搭載した固定レンズカメラで)を持つとしている。

このAF技術により、カメラは0.03秒(CIPA規格、内部測定、f = 9.0mm「ワイドエンド」、EV6.9、プログラムオート、フォーカスモード:AF-A、フォーカスエリア:センター)でフォーカシングすることができる)。

また、RX100シリーズカメラでは初めて、同社の高密度トラッキングAF技術が搭載されている。トラッキングとフォーカスの精度を向上させるため、被写体近くのAFポイントに集中する。 Eye AF技術も搭載しており、RX100 Vと比較して約2倍の追尾性能を備えている。さらに、LCDモニターはタッチスクリーンとなっている。

ビデオ解像度、フレームレート、S-Log3

またRX100 VIには、DRAMチップを搭載した20.1メガピクセル1.0型Exmor RS CMOSイメージセンサーと、アップグレードされたBIONZ Xイメージ処理システムが搭載されている。更に、高速アンチディストーションシャッター(最大シャッタースピード1/32000秒)があり、ローリングシャッターを軽減している。電子シャッターを使用すると、すべてのモードでサイレントシャッターとなる。(メカニカルシャッターモードも選択可能)

連続AF / AEトラッキングで、フル解像度時最大24fpsで撮影できる。 バッファーの上限は233枚。(「連続撮影モード:Hi」「画質:ファイン」時)

4Kビデオ(UHD 3840×2160)撮影では全画素読み出しをおこなっており、モアレを最小限に抑えている。

また、S-Log3 / S-Gamut3の画像プロファイルで記録することも可能。フルHDモードでは、最大120fpsでの高速撮影もできる。プロキシ録画も新たにRX100 VIに採用された。

スーパースローモーションビデオは、240 fps、480 fps、960 fpsが選択できる。 スーパースローモーションモードでは音声は記録されない。記録メディアはClass10以上のSDHC / SDXCメモリーカードが必要。

New Sony RX100 VI with the Grip

HDR機能

RX100 VIは、サイバーショットでは初めてインスタントHDRワークフローソリューションを搭載した。HLG(Hybrid Log-Gamma)画像プロファイルで4K HDR撮影が可能だ。 HDR(HLG)動画を再生する場合は、USBケーブルでHDR(HLG)対応のソニーTVにカメラを接続する。

電子ビューファインダー(EVF)とディスプレイ

EVFにはZEISS T *コーティングが施されたコントラストの高い235万ドットXGA OLED Tru-Finder EVFが採用されている。 EVFは、ユーザーの好みに応じてカメラ本体に収納でき、ワンプッシュアクセスボタンで即座に起動することができる。

EVF表示の遅延は従来のモデルに比べて改善されている。また、連続して撮影された画像はグループで表示されるようになった。

更に、RX100シリーズでは初めてタッチシャッター、ズームスピード可変のズームレバー、上方180度、下方90度回転できるLCDスクリーンが搭載された。モニター自動オフ機能によりバッテリー節約も可能。これにより静止画の最大撮影枚数を最大30%まで増やすことができる。カメラのワイヤレス接続には、Wi-Fi、NFC、Bluetoothが用意されている。

RX100シリーズと Sony RX0に対応するグリップ

もう一つの発表は、RX0とRX100シリーズカメラ用の多機能かつコンパクトなグリップ、VCT-SGR1だ。これは、DSC-RX0 / RX100M2 / RX100M3 / RX100M4 / RX100M5 / RX100M6 / HX90V / HX90 / HX80 / HX60V / HX60 / HX50V / HX50 / WX500で使用できる。

このグリップはマルチ/マイクロUSB端子を介してソニーのRX0やRX100シリーズカメラに接続する。小型軽量で、70度まで、あるいは下方向100度までセットでき、ハイアングルショット、ローアングルショット、セルフポートレートなどさまざまな視点で撮影できる。グリップには、シャッター、REC On/Off、ズーム機能など数個のボタンが配置されている。もちろんズーム機能がないカメラでは、ズーム制御機能は使用できない。(RX0のクリアイメージズーム機能が追加されるファームウェアアップデートは2018年秋に予定されている)。

なお、グリップの底部を広げて三脚として使用することもできる。

価格と発売時期

RX100VIは、2018年6月22日発売予定で、価格はオープン。想定価格は140,000円前後(税別)と見られる。なお、6月12日(火)10時
より、先行予約販売を開始する。またVCT-SGR1シューティンググリップは、8月下旬発売予定で希望小売価格は10,000円(税別)。

RX100VIのWebページはこちら。 VCT-SGR1シューティンググリップのWebページはこちら

 

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