Tilta Nucleus-Mを発表 － $1200のワイヤレスレンズコントロールシステム

Sebastian Wöber2017.4.29

最近のTiltaのカメラアクセサリーの低価格化には驚かされるが、新たに発表された同社のワイヤレスレンズコントロールシステムも同様だ。 2つのワイヤレスハンドル、2つのモーター、1つのハンドユニットを含めたシステムで、なんと、1200ドルだ。

Tilta Nucleus-Mの概要

以前α7s IIケージレビューを行ったときにティルタの品質を確認している。その後も、昨年にカメラケージと軽量ジンバルを評価した。今年のNAB 2017では、同社は、驚くほど安価なレンズ制御システムであるTilta Nucleus-Mを発表した。これについては、プロのレンズ制御システムとして期待される品質かどうかは、まだ分からない。しかし、ショーで見る限りは、かなりの機能があり、期待できるものであることは間違いない。

ハンドユニットは最大3つのモーターに接続されており、アイリス、フォーカス、ズームを制御する。これは、最大2kmの範囲で無線でコントロールでき、ドローンでも使用できるだろう。ジンバルで使用するオプションのクランプも付属している。

ジンバルでの使用で、これは多くの人々が待っていた解決策のひとつだ。ケーブルレス設計により、ジンバルに干渉することなくフォーカスを操作することができる。ケーブルがあると、ジンバルのバランスに影響するため、これは重要なことだ。従来のワイヤレスレンズ制御システムは非常に高価で、なかなか手が出せるものではなかった。 Tilta Nucleus-Mの価格設定はこの状況を変えるだろう。

ジンバルを使用しないときでも、Nucleus-Mのようなワイヤレスコントローラーは、ドキュメンタリースタイルのハンドヘルドリグのフォーカスとズームコントロールの最適なソリューションと言える。

Cinema5DではNucleus-Mをレビューしたいと考えている。発売は2017年7月の予定だ。