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小型でポータブルなモーションコントロールシステム「Trexo Slider」がKickstarterに登場

小型でポータブルなモーションコントロールシステム「Trexo Slider」がKickstarterに登場

Trexo Sliderは、スマートフォン、DSLR、ミラーレス、小型シネマカメラ用に設計された、バックパックに簡単に収まるコンパクトなモーションコントロールシステムだ。カメラ移動距離20cm、速度調整可能、専用タイムラプスモード、6時間の動作時間、Trexo Motion Appとの互換性などを特徴としていりる。現在、Kickstarterで本プロジェクトのクラウドファンディングを実施中。

Trexo Innovationは、映像制作者向けのモーションコントロールソリューションに特化した会社だ。数年前、モーションコントロールを搭載した同社の小型卓上ドーリー「Trexo Wheels」についてレポートした。この度同社は、非常にコンパクトでポータブルなモーター付きスライダーソリューションを開発し、Kickstarterでクラウドファンディングを行っている。

Trexo Innovationは、世界で最もコンパクトなカメラスライダーとしているが、この新しいカメラサポートシステムには、便利なサイズに多くの機能が詰まれている。今のところ、このプロジェクトは450人以上の人々によってバックアップされている。

概要

Trexo Sliderは、モバイルビデオグラファーやコンテンツ制作者、コンパクトなモーションコントロールソリューションを探しているDSLRやミラーレス一眼レフカメラ撮影者をターゲットにしている。本機は、水平、傾斜、垂直の3つの主要な動きができる。

Image credit: Trexo Innovation

水平に設置した場合、システムは最大5kgのペイロードをサポートすることができる。この値は、スライダーが傾斜するにつれて徐々に減少し、Trexo Sliderが垂直な位置にあるときは最小1.5kgに留まる。このシステムでは、カメラの総移動距離は20cm。大したことはないが、よりダイナミックな映像を撮るには十分な移動量だ。

多くの電動式システムとは異なり、ベルトデザインではなく、リードスクリュー機構を採用している。この選択により、望ましくない衝撃や動きを最小限に抑えることができ、また、静音性にも優れている。

Image credit: Trexo Innovation

移動速度は0.2mm/sから3cm/sまで調整できる。さらに、スライダーは0.001mm/sまで減速することができ、ユーザーが求めるスローモーション撮影を実現するのに役立つ。カメラの動きは、スマートフォンのアプリや手作業でプログラムすることができる。手動でカメラを動かしてスタート/ゴール地点を設定することも可能だ。

Trexo Sliderは、主に4つの動作モード(Loop、Learning、Incline、Timeline)を備えている。さらに、専用のタイムラプス機能を使用する際にカメラとスライダーを同期させるための2.5mmジャックシャッタートリガーポートが付属している。

Image credit: Trexo Innovation

電源とコントロール

Trexo Sliderは3250mAhのバッテリーを内蔵しており、メーカーによると最大6時間の動作が可能。バッテリーは専用のUSB-Cポートで充電することができ、充電しながらでも動作させることができる。つまり、スライダーをパワーバンクに接続することで、長時間使用することができる。

Image credit: Trexo Innovation

Trexo Sliderをコントロールする方法は2つある。搭載されたコントロールボタンとOLEDスクリーンで操作する方法と、Bluetoothでスライダーをスマートフォンアプリ「Trexo Motion」に接続する方法だ。どちらの方法でも、カメラの動きを簡単にプログラムし、繰り返すことができる。さらに、アプリではモーションのプリセットを保存・共有することも可能だ。

Image credit: Trexo Innovation

サイズ、重量、デザイン

Trexo Sliderは、持ち運びに理想的なフォームファクタに多くの機能を詰め込んでいる。重量は870g、サイズは326×48×55.5mmと小型軽量だ。

メインとなるアルミ合金はすべてCNC削り出しで、一部にステンレスのパーツを加えている。本体にはいくつかのマウントオプションが用意されている。底部には3つの1/4″-20と3/8″-16のネジ穴があり、上部には1つの1/4″-20の取り付け穴がある。

Image credit: Trexo Innovation

スライダーへのカメラの取り付けは、ボールヘッドとフレックスアームの2種類を用意している。さらに、3軸モーションコントロールヘッドを開発中であることも発表されており、近日中に発売される予定だ。

価格と発売時期

Kickstarterキャンペーンに参加すると、希望小売価格495ドルから38%オフの305ドルでTrexo Slider Launch Specialバンドルを購入することができる。このエントリーパックには、スライダー、キャリングポーチ、USB-C充電ケーブルのみが含まれている。

しかし、ボールヘッドとフレックスアームが付属する、より充実した特典も用意されている。すべてのバンドルは、2022年10月に海外発送を開始する予定。詳しくは、こちらのTrexoのKickstarterキャンペーンをご覧いただきたい。

なお、クラウドファンディング・プラットフォームでプロジェクトを支援する際には、リスクを確認いただきたい。プラットフォームの利用規約を読み、製品の開発の遅れや中止があることも承知いただきたい。

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