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VocasがFS7/FS7II専用ベースプレートとアクセサリーを発表

VocasがFS7/FS7II専用ベースプレートとアクセサリーを発表

VocasはソニーのFS7IIFS7用の一連のアクセサリーを発表した。ロッドが取り付けられるトッププレート、トッププレートと一体化できるPLマウントアダプター、そしてVocasのスライディングシステムと互換性のあるFS7II/FS7専用のベースプレートだ。

他のメーカーの機器に完全にフィットする製品を作るのはなかなか大変なことと思われるが、Vocasはこれだけのラインアップを揃えた。もちろん、完璧と言うにはまだ形状的に多少改善の余地はあるが、FS7自体も形の良いカメラなので、うまくフィットしている。個人的には、FS7はEOS C100/300/500よりも前後に長さのあるカメラなので、三脚でも肩担ぎでも座りが良いと思う。

カメラの下の肩パッドは、万人にフィットするわけではない。ソニーはアクセサリーでショルダーパッドを用意しているが、調整しないとほとんど役に立たない。

Vocasはこれにうまく対応しており、ショルダーパッドは大きめで調整し易い。この手法は、FS7IIやFS7用として多くのメーカーが取り入れており、構造が単純な上、カメラの高さも高くなりすぎないというメリットがある。

Vocasのベースプレートは3種類から選べる。標準タイプのベースプレートは一般的な15mm径ロッドシステムで、前に固定ロゼッタサポートを備えたショルダーベースプレートだ。後部にも15mm径ロッドを取り付けできる。

MarkIIベースプレートは更に確実に固定するため、FS7のパッド用の3本のネジも使用して固定できるようになっている。後部には15mmのロッドサポートを装備している。

Vocas FS7II/FS7 baseplate

3つ目はUSBP15 MKIIだ。上下2つのパーツから成り、上の部分はカメラに取り付けるカメラアダプタープレートで、下のショルダーベースプレート部との間でスライドでき、スライドロック機構も備わっている。このスライドシステムはVocasの他の製品と共通で、ワンタッチで着脱して他のシステムに装着することができる。

更に、トッププレートも用意されている。これはShapeのExtention armと同様、FS7ユーザーには必須のパーツではないだろうか。このプレートはFS7のハンドルを取り外す必要なく装着でき、FS7のボタンやホットシューはそのまま使用することができる。このトッププレートもチーズプレートになっており、また15mmのロッドを装着すると、前後にアクセサリーを装着することができる。

このトッププレートの特徴は、PLマウントアダプターを固定できる点だ。Eマウントは機構的に強固な作りではない。PLマウントアダプターを介して重たいPLレンズを装着すると、カメラボディとマウントアダプター間のジョイントが心もとない。FS7IIはマウントにロック機構が追加されたが、FS7ユーザーには解決策がなかった。

多くのアクセサリーメーカーが、15mmロッドでマウントアダプターをカメラに固定する方法を選択しているが、これではカメラ全体の大きさが大きくなってしまうという欠点があった。Vocasのシステムでは、マウントアダプターはトッププレートに固定されるので、コンパクトに仕上がっている。

 

カメラのシステムアップは、一般的に言って極めて主観的な作業だ。カメラマン個人や撮影対象によって様々なシステムアップになる。VocasのシステムはFS7/FS7IIのシステムアップに最適の一つといえるだろう。

VocasのWebサイト(日本語)はこちら

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