ソニーαカメラ用の50mmプライムレンズ5本を用途別にピックアップ

ソニーαカメラ用の50mmプライムレンズ5本を用途別にピックアップ

新年早々だが、レンズの比較記事から始めてみたい。今回は50mmプライムレンズだ。5つの違ったタイプのカメラマン向けの最適なレンズを選んでみよう。

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50mmプライムは、スーパー35mmにもフルフレーム35mmにも標準的な焦点距離だ。 ソニーαカメラユーザーなら、カメラのクロップモードを選択することで、両方の画角で撮影することができる。

この記事では、一般的なソニーαカメラのユーザーを対象に、小型で安価なカメラを想定しているが、FS5やFS7などのEマウントカメラのユーザーも適用できる。

とりあえず常識的な判断基準でお勧めしてみたが、いかがだろうか?

ストリームクロッサー:ビデオもフォトも撮るカメラマン向け

Sony Sonnar T* FE 55mm f/1.8 ZA

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まずは古き良きソニー Sonnar T* FE 55mm f/1.8 ZA Lensだ。これは50mmよりも5mm長いのだが、大目に見て欲しい。

このリスト中では最小のレンズではないが、そこそこコンパクトなレンズで、α7Sやα7Rに装着すると、サイズ的にも画質的にも満足できる1本でと言える。

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「ストリームクロッサー」とはビデオも写真も撮るユーザーのことを指しているのだが、彼らには優れたオートフォーカスが必要だ。ただ、αのユーザーには結構ビデオだけを撮るユーザーがおり、オートフォーカスもビデオ専用で使う場合が多い。フォーカスリングが直結していることから、このレンズは主に静止画用に設計されているようだ。フォーカスリングを早く動かすと、フォーカスも素早くついてくる。ただ、この機構はビデオには向かないように思う。フォーカスがどこに合焦するか分からないからだ。正確に焦点を移動させるといった使い方は難しいだろう。

しかし、もしインタビューのような撮影が多く、ビデオと写真の両方で使用するなら、そしてフォーカスにあまりこだわらないなら、このレンズは良い選択かも知れない。

その他の選択肢

Rokinon AF 50mm f/1.4 FEはオートフォーカスレンズではベンチャー的な存在で、コストパフォーマンスの高いマニュアル専用レンズだ。このFEレンズはビデオ/フォト両方を撮るユーザーにお勧めできるレンズと言える。

マニュアルで撮るカメラマン向け

ZEISS Loxia 50mm f/2 Planar T* Lens

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ZEISS Loxiaはソニーαカメラに最適なレンズの一つだ。自分でも35mmバージョンを所有しているが、カジュアルなフォトを撮る場合はいつもこれで撮っている。カメラにマウントしたサイズも手に馴染みやすく、完全にマニュアル操作のレンズなので、マニュアル絞りリングと大きなフォーカスリングが与えられている。

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他のレンズがF2なことを考えると少し暗いが、その他の部分でこれを補っている。50mm Loxiaレンズは耐候性に優れ、スポート撮影に向いているだろう。ブルーのアクセサリーカラーも印象的だ。

その他の選択肢

Rokinon 50mm T1.5 AS UMC Cine (APS-Cバージョンではなく)もお勧めだ。ZEISS Loxiaよりも安価なので多くのカメラマンが使っている。Rokinonも操作しやすいフォーカスリングとアイリスリングを備えている。

ただ、イチオシではないのは、Eマウントバージョンがキヤノン/ニコンマウントバージョンよりも大きいという理由からだ。RokinonのEマウントはアダプターを組み込んだ大きさになっているのだ。それならキヤノンマウントを買って、アダプターでEマウントにすれば、どちらでも使えるわけだ。

将来の展開も考えるカメラマン向き

ZEISS Milvus 50mm f/1.4 EF (Metabones などのアダプターを装着)

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様々なマウントに対応するなら、無理にEマウントを選ばなくても良い。そう言ってしまうとこの記事から大きく外れてしまうのだが、Eマウント以外のボディも持っているなら柔軟に考えることも必要だ。

レンズへの投資は、必ずカメラボディへの投資よりも大きくなってしまうものだ。現在持っているカメラのマウントにとらわれず、将来的なことを考えてレンズを購入することも必要だろう。

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Eマウントは原理上、大変自由度の高いマウントだ。フランジバックが非常に短く、レンズアダプターを使ってほとんどのレンズをマウントすることができる。逆に、Eマウントレンズを他のマウントのカメラに取り付けることは、ほぼ不可能だ。

こうしてみると、Eマウントのレンズには無い、更にパフォーマンスの高いレンズを見つけることができる。ZEISS Milvus 50mmは、もう説明するまでもないが、最高の品質を有し、マニュアルフォーカス、高耐候性で、画質は傑出したレンズと言える。なお、EFバージョンにはマニュアルアイリスリングが無いので注意が必要だ。

その他の選択肢

MC-11アダプター付きシグマ50mm f / 1.4アート。 シグマ グローバルビジョンのラインアップは、驚異的なパフォーマンスと手頃な価格で、業界を席巻している。

Sigma MC-11アダプタを使用すると、非ネイティブレンズを装着したソニーαカメラでオートフォーカスが可能だ。

価格的に安価なので、ZEISS Milvusの廉価版のような位置付けだが、ひとつだけ難がある。フォーカスリングの回転距離が短いのだ。

フォト用のレンズでは往々にしてそうなのだが、同社のARTプライムはフルマニュアルのレンズよりもかなり短く、ビデオでは使い難いのだ。

プレミアムユーザー向け

ソニー Planar T* FE 50mm f/1.4 ZA

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既にEマウント以外のレンズも選択してるのでZeizzのOtusもここに入るが、ここらでEマウントに話を戻そう。

ソニー Planar T* FE 50mm f/1.4 ZAはソニーのフラグシップEマウント50mmレンズだ。55mm f/1.8よりも相当に大きく、そしてより明るいのだが、性能が良く、ビデオとフォトどちらにも適するレンズと言える。

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このレンズがビデオ撮影用に適している点は、マニュアルアイリスができることだ。オートフォーカスも可能なので、ビデオもフォトも撮るユーザーのプレミアムレンズとしてお勧めできる。

SSMフォーカスシステムはビデオ用に改良されているようで、早く、静かで、正確なオートフォーカスが可能。またマニュアルフォーカスも極めて自然な動作となっている。

その他の選択肢

前出のZeissレンズも捨て難いが、同じ理由で、別のEマウントレンズを取り上げてみたい。Meyer-Optik Gorlitz Nocturnus 50mm f/0.95 IIはどうだろうか。f/0.95と驚異的に明るいレンズだ。αカメラも相当に明るいカメラなので、高ISOでこのレンズを使うと、かなり暗い環境での撮影も可能となる。

ノスタルジックなレンズを楽しみたいユーザー向け

SLR Magic Cine 50mm f/1.1

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予算があまり多くない映像制作には、やはり高価でないレンズが必要になる。SLR Magic Cine 50mm f/1.1は明るく、安価で、コンパクトなレンズだ。我々はこのレンズをレビューした結果、シャープネスに懸念があったが、SLR Magicはリリースの前にこれを改善している。

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ワイド端は多少ソフトになるのでフレアに敏感なところがあるが、ノスタルジックな雰囲気を醸し出すには最適なレンズだ。Eマウントで大変小型で、ミラーボックス付きのカメラ用にデザインされたほとんどの古いヴィンテージレンズよりも小さい。

このレンズはフルマニュアルの50mmレンズで、ギア付きのフォーカスリングとアイリスリングを持っている。アイリスリングはクリックレスになっている。

その他の選択肢

多くのヴィンテージレンズがあるが、ここではEマウントに限らずピックアップしてみよう。多くの古いレンズはミラーボックスの付いた35mmフルサイズのフィルムカメラ用にデザインされており、αカメラにマウントするためには、長いフランジバックを持つ大きなアダプターが必要になる。

経験から言うと、ZEISS 50mm f/1.7 Contaxは素晴らしいヴィンテージレンズだ。私はこれを$180で数年前に購入したが、古いレンズにも関わらず素晴らしい映像が撮れた。ただし、このようなレンズにはヴィンテージプライム特有の特性があるので、頭に入れておくと良いだろう。

以上がソニーαカメラのお勧めのレンズだ。購入の際に参考にして欲しい。

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