Accsoon CineView M7 & M7 Pro – 7インチスマートモニターインタビュー
Accsoon CineView M7とM7 Proは、7インチ、1080p、LCDタッチスクリーン、AndroidベースのUI、各種アシスト機能、内部録画、HDMIとSDI接続、NP-F、USB-C PD、DCなどの各種電源接続が可能。M7 Proはさらに、最大4K/60pのビデオ伝送モジュールを内蔵する。
ワイヤレス映像伝送を得意とする中国のカメラアクセサリーメーカーAccsoonは、2つのモニターモデル(同社初のモニター)の開発を発表した。NABの会場で、ニッシー・カイ氏に、Accsoon CineView M7とM7 Proの次期モニターについてインタビューを行った。
Accsoon CineView M7 と M7 Pro
まず、Accsoon CineView M7とM7 Proの唯一の違いは、Proバージョンにはワイヤレスビデオ伝送モジュールが搭載されていることだ。通常のM7には搭載されていない。どちらのモニターもタッチスクリーン操作の7インチLCDを搭載し、解像度は1920×1200となっている。

どちらのモニターも、入力されたビデオ信号を録画することもできる。ただし、録画は最大ビットレート50MbpsのH.264またはH.265に制限されているため、バックアップやすぐに再生したり共有したりするためのものだ。録画した動画は、USB Type-C 3.0コネクター経由で内蔵メモリー、SDカード、外付けSSDに保存できる。
接続性については、両モデルともHDMI入出力端子とSDI入出力端子、3.5mmヘッドフォン端子、さらに3.5mmマイク端子を備えている。電源供給については、バレルコネクター(DC6~16.8V)、デュアルNP-Fバッテリースロット、またはUSB-C PDポートがある。

モニターに採用されているOSはアンドロイドをベースにしているため、ファームウェアのアップデートによる機能追加や修正が容易になっている。モニターには、タッチスクリーンのUIを使って簡単にオン/オフできるスマートアシスト機能が搭載されている。
両モニターのボディはかなり堅牢に見える。複数の取り付けネジがあり、そのうちのいくつかは位置決めピン用の穴を含んでいる。
ワイヤレスビデオ伝送を内蔵したM7 Pro
CineView M7 Proは、上部に4本のアンテナを備えたデュアルバンド伝送モジュールを搭載している。M7 Pro発売時はRX(受信機)機能のみが搭載されている。TX(送信機)機能は、数ヶ月後にファームウェアアップデートによって追加される。

M7 Proは、最新のCineView Master 4Kを含むあらゆるCineViewデバイスと互換性があり(レビューはこちら)、モニターはこのトランスミッターからの4K/60pビデオ信号も受け入れることができる。到達距離は、見通しで約350m。遅延は約60msとなっている。
M7 Proは、1台のトランスミッターで最大4つの異なるデバイスにビデオ信号を送信できる、Accsoonのデバイス・エコシステムに適合する。
価格と発売時期
モニターは2025年5月末までに出荷準備が整う見込みで、予約注文は間もなく開始される模様。価格はまだ確定していないが、Accsoonは通常、製品の価格を競争力のあるものに設定している。
Accsoon CineView Master 4Kのレビュー
Accsoon CineView Master 4Kのレビューはこちら。