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DaVinci Resolve Studioのマルチユーザー機能

DaVinci Resolve Studioのマルチユーザー機能

DaVinci Resolve 14は、真のマルチユーザーコラボレーションのために設計された世界初のポストプロダクションツールです」とBlackmagic Designが述べている。この記事では、DaVinci Resolve Studioのマルチユーザーコラボレーションに関する主な機能をまとめている。

マルチユーザーのコラボレーションワークフローは、それ専用の適切なツールがなくては、長時間の作業や同期をとるにあたり複雑な構造になる可能性がある。 DaVinci Resolve 14では、エディタ、アシスタント、カラリスト、サウンドエディタが同時に同じプロジェクトを並行して作業できるようになった。プロジェクト管理、オープンストレージ、ビンロッキング、ビルトインチャット、タイムラインの比較などの多彩なツールが用意されている。

プロジェクト管理

新しいDaVinci Resolveのプロジェクトマネージメントソフトウェアは、トラフィックを管理し、各ユーザーからの変更を保存することによって共同作業を可能にしている。このソフトウェアでは共有のプロジェクトデータベースを設定でき、ユーザーはログインしてプロジェクトの作業を開始する。専用のアイコンやインジケーターでフレンドリーなグラフィカルユーザーインターフェイスを使用し、簡単に作業を進めることができる。

ビンとタイムラインロック機能

ビンとタイムラインのロック機能により、アシスタントとエディタが互いの作業を上書きするというリスクなしに作業できる。 1人はフッテージを整理してメタデータを追加するためのビンを作成し、もう一人は別のビンで作業することができる。ビンとタイムラインはロックが解除されるまで「読み取り専用」となっている。これにより、他の作業に影響を与えることが無いので、共同作業が必要なポストプロダクション環境に必須の機能と言える。

ビルトインチャット機能

ビルトインリアルタイムチャット機能は、ポストプロダクションの編集者、サウンドデザイナー、カラリスト間のコミュニケーションに不可欠なツールだ。 DaVinci Resolveは、編集者にアシスタント、サウンドデザイナー、カラリスト間で即時にメッセージを送ったり、コミュニケーションすることができる。 カラリストは対象のショットでエディタとチェックインでき、サウンドエディタはリアルタイムでエディタと話すことができる。

タイムライン比較機能

これはDaVinci Resolve Studioの実に有用な機能のひとつで、エディタとアシスタントのタイムラインを視覚的に比較することができる。また、削除、移動、あるいはトリムすることもでき、非常にフレンドリーなグラフィカルユーザーインターフェイスで同じタイムラインで連携して作業することができる。

タイムライン比較機能

同社のチュートリアルでは、エディタ、アシスタントエディタ、カラリスト、セカンドカラリスト(DaVinci Resolveの主な使われ方はグレーディングが多い)、オーディオエディタの5人がコラボレーション作業をする環境が想定されている。詳細は、同社のWebページを参照していただきたい。

Blackmagic DesignはDaVinci ResolveをカラーコレクションのプラットフォームからプロのNLEに変身させるため努力しているように見えるが、使いやすさと同時に強力なマルチユーザーコラボレーションインターフェイスに力を入れている。(こちらの記事も参照)。

ただ、DaVinci ResolveのFBグループなどを見ると、複雑な編集ではまだまだバグや不具合があるようだ。

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