ブラックマジックデザインがスタジオ関連機器をリニューアル

2017.2.14
ブラックマジックデザインがスタジオ関連機器をリニューアル

ブラックマジックデザインはHDおよび4Kスタジオカメラを含むスタジオやライブプロダクション機器のリニューアルを発表した。ライブ用途により魅力的な機器群となっている。

同社のライブスイッチャーは中規模な放送局ではよく見られるが、初期のものはわずか6チャンネルのHD/SD入力や限られた出力しか持たないスイッチャーだった。最初の製品からかなりの時間が経ってしまったが、やっと小型で高性能なスイッチャーが発表された。

今回発表された ATEM Television Studio HDは8入力で、一般的なスイッチャーと同じようなしっかりした入力選択ボタンを持つ。入力は各4系統のHDMIと3G-SDI入力を持ち、DSLRや民生用のカムコーダーから直接入力も可能。出力はSDIが1系統で1080iと1080/60pに対応する。

アナログオーディオはXLRコネクタで入力でき、かつてのSDIでしか入力できなかったものから大きく改善されている。これによりオーディオミキサーから直接入力できるようになった。

今やスイッチャーは小さな筐体により多くの入出力を装備し、大きくしっかりしたセレクトボタンを持ち、多機能で、更に低価格になっている。小型のスイッチャーといえばNetwekのTricaster Miniが有名だが、この地位を脅かす勢いだ。

Here is a breakdown of the new Blackmagic ATEM Television Studio HD features:

以下がブラックマジックデザインのATEM Television Studio HDスイッチャーの主な機能

  • 8入力(4 x 3G-SDI/4 x HDMI)
  • ステレオXLRオーディオ入力
  • 1080iと1080/60pに対応
  • しっかりした入力選択ボタンとプレビュースクリーン装備
  • マルチビューを1 系統装備
  • 1系統のプログラム出力
  • 1 系統のAUX出力
  • 4 系統のSDIクリーン出力
  • ブラックマジックデザインスタジオソフトウエアあるいはハードウエアのスイッチャーからEthernetでコントトール可能
  • DVE機能、アップストリームキーとダウンストリームキーを装備

 

Web Presenter

Webストリーミングの増加に伴い、同社はWeb Presenterも発表した。これは12G-SDIやHDMIで入力される2160/60pまでの映像信号を720pのUSBに変換し、一般的なストリーミングソフトウエアのOBSやXSplitを使ってYouTubeやFacebookなどにストリーミングすることができる。

SDIとHDMI各入力にはループ出力があり、モニターやレコーダでの記録にも対応。またステレオPhonoコネクタやXLRのアナログオーディオ入力も可能だ。ミュージシャンやオーディオベースのユーザーに最適な仕様となっている。

ラップトップパソコンなどをWeb Presenterと接続することにより、プロ用のカメラも特別な変換なしにWebストリーミングに使用することができる。Web Presenterは同社のIntensity Shuttleなどのキャプチャーデバイスと機能が重なるが、Web Presenterはよりプロ用の位置付けになる。Intensity Shuttleは映像のフォーマット変換やデータレート変換機能はなく、ストリーミングする前にエンコードが必要なのに対し、Web Presenterはそれらの変換機能を持ち、パソコンでエンコードする必要がないため、高性能のパソコンでなくてもビデオのストリーミングができるのだ。

Studio Cameraのアップデート

アップデートされたStudio Camera HDと Blackmagic Studio Camera 4Kでは、内蔵バッテリーが無くなり、価格が4Kモデルで$800も低下した。バッテリーをなくした理由は、飛行機で移動する場合バッテリーが持ち込めないことや、殆どのユーザーは長時間の収録のためAC電源を使用することが背景にある。

HDと4Kのスタジオカメラは、どちらもMFTセンサーを使用しており、13stopのダイナミックレンジを持つ。またどちらもSDI入出力やタリー、リモートカメラコントロールを装備する。

Studio Cameraのアップデートは2月中旬に予定されている。

HyperDeck Studio Mini

新しいHyperDeck Studio Miniは記録メディアをSSDからSDカードに変更する事により、低価格を実現している。6G-SDIで2160/60pに対応しており、筐体も小さくなっている。

以前のモデル同様、同社のスイッチャーに接続可能で、ビデオファイルの再生機として、あるいはアルファチャンネル付きのProRes4444の再生やカメラ入力の記録機器として使用できる。10 bit YUV、あるいは10 bit RGB ProResやDNxフォーマットでの出力も可能。

今回の一連の新機種やアップデートは、初代の同社のライブ関連機材から大きく進化したものといえ、広く使われるだろう。価格の引き下げも、新しく追加された機能ともどもユーザーにとって嬉しい決定だ。

一連のスタジオ関連機材の発売は2月末を予定している。

フジヤエービックのショップサイト

 

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