キヤノンが25-250mm 10x CINE-SERVOレンズを発表

キヤノンが、25-250mm 10x CINE-SERVOズームを発表した。EFおよびPLマウントで取り外し可能なドライブユニットを備えている。このレンズはS35センサーに対応するが、1.5x光学エクステンダー使用時は範囲を375mmに拡張し、更にフルフレームカメラをカバーする大きなイメージサークルを生成する。また、キヤノンは、プロフェッショナルディスプレイモニターとCinema EOSカメラのファームウェアアップデートも発表した。

Canon CINE-SERVO 25-250mm Lens (CN10X25 IAS S). Source: Canon

25-250mm 10x CINE-SERVOレンズ

25-250mm 10x CINE-SERVOレンズ(CN10X25 IAS S)は、8Kビデオに対応した光学系を備えたコンパクトで軽量なズームレンズ。このレンズは11枚羽根の絞りを備えている。最大口径は、25mmから187mmまではT2.95、187-250mmの場合はT3.95となっている。

広角25mmから望遠250mmまで、10倍のズーム範囲を持つ。内蔵の1.5x光エクステンダーを使用すると、375mmまで可能だ。エクステンダーにはもう1つ興味深い機能がり、レンズのイメージサークルを光学的に拡大して、EOS C500 Mark IIなどのフルフレームセンサーカメラにも対応できる。この場合、オプティカルエクステンダーのT値はT4.4-T5.9に変わる。

Canon CINE-SERVO 25-250mm Lens (CN10X25 IAS S). Source: Canon

また着脱できるドライブユニットが付属している。この場合は右側のコネクタから電源を供給する必要がある。たとえば、EOS C300 Mark IIIでは、サーボドライブユニットに電力を供給する拡張ユニットが必要になる。

レンズマウントはEFマウントとPLマウントを相互変換できる。ただし、C300 Mark IIIのレンズマウントのようにユーザーが交換できるわけではなく、キヤノンのサービスセンターに送る必要があり、有料サービスになる。

Canon CINE-SERVO 25-250mm Lens (CN10X25 IAS S). Source: Canon

このレンズは、EFマウントの通信規格とPLマウントのCooke / iテクノロジーを採用している。 また放送規格の12ピンのシリアル通信や、さまざまな仮想システムの正確なレンズ位置データを出力する20ピンコネクタもサポートされている。

価格と発売時期

発売は2020年7月の予定で、価格は約27,500ドル。

キヤノンのサイトはこちら

Cinema EOSカメラのファームウエアアップデート

キヤノンはまた、シネマEOSカメラのファームウエアアップデートを合計17件発表した。

  • EOS C700 FF、EOS C700 / C700GS、EOS C300 Mark II、EOS C200と今回発売されたCINE-SERVOレンズCN10X25 IAS S間の通信が追加され、デュアルピクセルCMOS AF機能、色収差、周辺光量補正機能、レンズメタデータ記録などのさまざまな機能がサポートされた。
  • EOS C500 Mark IIに追加されたXF-AVC Long GOPおよびXF-AVCプロキシ記録フォーマット対応
  • EOS C200でHDMIとSDIを同時に出力。これにより、内部記録しながら2系統の出力端子をレコーダーやリファレンスモニターに使用することができる。

ディスプレイのファームウエアアップデート

プロフェッショナル4Kリファレンスディスプレイの7つのモデル(DP-V3120、DP-V2421、 DP-V2420、DP-V2411、DP-V2410、DP-V1711、 DP-V1710)のファームウエアアップデートも発表された。これにより4K / HDRワークフローのさまざまな機能とパフォーマンスを改善する。

  • 輝度とコントラストの向上。明るさが300nitから600nitに増加し、ブーストモードをオンにすると、DP-V1711および DP-V1710で最大1000nitまで拡張できる。 DP-V2411、DP-V1711、および DP-V1710には、輝度ブーストをオン時でもグローバル調光機能が可能で、最大1,000,000:1のコントラスト比を実行できるようになった。 DP-V1710 / 1711でこの機能を有効にするには、有料ライセンスが必要。
  • .cube LUTファイル形式のサポート。ビデオ制作業界で広く使用されている.cubeファイル形式の3D-LUT / 1D-LUTファイルの読み取りをサポート。
  • RED Digital Cinemaのカメラとの連携を強化。 RED Digital Cinemaカメラからのビデオ信号をHDR(PQ)/ SDRに変換するための2種類のLUTプリセットをサポート。
  • 編集操作をサポートする機能のさらなる強化。撮影時や編集時には、ITU-R BT.2020色域映像の色度図上の座標位置だけでなく、ピクセルのXY色度値の確認も可能。

 

 

関連商品

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Canon CN10x25 IAS S/E1 ※2020年7月上旬発売予定

 

 

 

Canon CN10x25 IAS S/P1 ※2020年7月上旬発売予定

 

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