キヤノンがM50を発表 - 4K撮影が可能なミラーレスカメラ

キヤノンがM50を発表 - 4K撮影が可能なミラーレスカメラ

キヤノンが4K撮影が可能なミラーレスカメラM50(日本ではEOS Kiss M)を発表した。4Kビデオ撮影の他にも、HDでのスローモーション、デュアルピクセルCMOS AFなど多くの機能を搭載している。

ビデオ機能

いよいよキヤノンのミラーレスカメラにも4Kビデオ機能が搭載された。M50は23.98p / 25pでの4K撮影が可能だ。さらに、HD120fps(720p)および60fps(1080p)でのスローモーション撮影もサポートされている。 M50はキヤノンとしては初のバリアングルタッチスクリーンを備えたミラーレスカメラで、タッチしたポイントにフォーカシングしたり、ドラッグしてフォーカスポイントを移動することができる。同様の機能は他社のカメラでも可能だが、デュアルピクセルCMOS AF(フルHDモード)と組み合わせることで、高速かつ正確なフォーカシングが可能としている。

動画モードでは、以前の同社のミラーレスカメラでも搭載されている「ボディ内デジタル手ぶれ補正システム」によって、画像の安定化が図られている。これは通常、画像が多少クロップされる。詳細はレビューで確認したい。

ピクチャープロファイルと接続性

ピクチャープロファイルでは、キヤノンプロファイルが標準で組み込まれているが、ログガンマプロファイルやワイドダイナミックレンジ機能は含まれていない。ハイライトを処理する2つのプロファイルはあるが、グレーディング用のログガンマほど柔軟性はない。

M50の接続性に関しては、カメラには3.5mmのマイク入力があるが、音声モニター用のヘッドフォン出力は無い。また、マイクロHDMI出力はあるが、これはクリーンではなく、フレームに赤ドットが表示れる(シネマスコープルックにして上下を切り取ると見えなくすることはできるが・・)。また、4K映像を内部記録しながら外部レコーダーで同時に記録することもできない。 なお、M50には、低電力のBluetoothとCanon Camera Connect Appに接続するためのWi-Fiが組み込まれている。これにより、リモートトリガー、ライブビュー撮影、およびソーシャルメディア上への画像の転送ができる。

その他

手にとってみると、筐体が驚くほどコンパクトなのが分かる。カメラの人間工学的な使いやすさについても、今後レポートしたい。

このカメラは、旅行をしながらその映像を発信することを想定して設計されているように見える。特に、ビデオ配信に関して機能が充実しており、厳しい競争で優位性を持とうとしている。

その他のビデオ機能には、4Kタイムラプス、4Kビデオからの静止画切り出し、新しいフォトRAWフォーマットなどがあるが、これらについても追ってレポートしたい。

以下は主な仕様。

  • 24.1メガピクセルのAPS-C CMOSセンサー
  • 4K記録(23.98 / 25fps)
  • 59.94 / 50 / 29.97 / 25 / 23.976fpsでのフルHD記録
  • 119.9 / 100 / 59.94 / 50fpsの720p HD記録
  • 4KビデオとRAWフォトフォーマットを可能にする新しいDIGIC 8プロセッサー
  • 20個の位相検出点を備えたデュアルピクセルCMOS AF(フルHDモード)
  • 最大143/99 AFポイント(レンズに依存)
  • 4K動画モードで使用されるコントラスト検出AF。
  • タッチ&ドラッグAFができる5cmバリアングルタッチスクリーン
  • 4Kタイムラプス機能
  • 4K動画から4K静止画切り出し
  • 動画モードでのデジタル手ぶれ補正
  • マイク入力
  • HDR対応マイクロHDMI出力
  • LP-E12バッテリーで235ショット/ 85分のビデオ収録が可能

価格は、本体のみ779ドル、ボディとEF-M 15-45mmレンズキットは889ドルとしている。カメラとレンズのキットを戦略的な位置付けにしているようだ。比較的低価格で、旅行から映像配信まで多くのニーズに対応できるカメラだ。

ビデオ用途での限界としては、4Kクロップ、ヘッドフォン出力なし(ちなみにソニーのα6500にもない)、ログガンマプロファイルなし、光学手振れ非対応といったところだろう。これらについても後日レビューを行う時に見ていきたい。もっともM50はプロが仕事をするためのカメラではない。ソニーのα6500は、ビデオ作品の作成にもある程度対応できるが、数百ユーロ高価だ。既存のEFレンズユーザーにとっては、EF-EOS Mアダプターを使用してEF / EF-SレンズをEF-Mマウントに変換することができる。

同社のミラーレスカメラで4Kが撮れるものは今までなかっただけに、大きな前進と言える。DSLRのトップブランドであるキヤノンも、ミラーレスの4Kトレンドに乗ってきたわけだ。(関連記事

発売は4月で、黒と白が選べる。

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