富士フイルム GFX中判ミラーレスカメラ - そのコンセプトを聞く
今まで、手頃な価格で、しかもビデオが撮れる中判カメラなどといったものはほとんど夢だった。しかしハッセルブラッドのz1dや富士フイルムのGFX50Sは、これを夢ではなく現実のものとしてくれた。何か、以前キヤノンの5D Mark IIが世に出て我々がcinema5Dを始めたときの再現のような気がする。
先日日本に行ったとき、富士フイルム本社を訪ねて、GFX 50Sの担当でマネージャーの上野 隆氏にお話を伺った。今回のインタビューの目的は、このカメラが映像制作に実用になるかを見極めることだった。もう一つは、そのような大きなセンサーを開発する時、メーカーが向き合う課題について、技術面から知りたかったという理由もあった。
インタビューのビデオの通り、GFX 50SはHDビデオの収録機能しかない。しかし、重要なことは、これはまだ始まったばかりだということで、今後のマーケットの反応や需要により、大きな可能性を秘めていると言える。
以下がインタビューの概要。
- 00:23 – 中判カメラを開発した理由は?
- 01:30 – ビデオユーザーはターゲットユーザーか?
- 02:56 – GFXの優位点は?
- 04:08 – ビデオ機能の位置付けは?
- 06:01 – GFXでHDビデオを撮るメリットは?
- 07:21 – 4Kビデオ機能を見送った理由は?
- 08:03 – X-T2とGFXでは、HDビデオを撮る場合、どちらがお勧め?
- 09:00 – レンズラインアップについて?
- 10:59 – 中判は8Kのソリューションになりうるか?
- 12:21 – 将来の中判カメラの可能性は?
- 14:35 – 価格と発売時期について
製品レベルになったら、できるだけ早くテストしたいと思う。皆さんの感想をお聞かせいただきたい。