アナモフィックレンズの使い方についてのインタビュー
今回はTito Ferradans氏にアナモルフィックレンズと、低予算での撮影方法についてお聞きした。
Ferradans氏はYoutubeで「Anamorphicona Budget」というチャンネルを運営しており、映画のようなルックやボケの出し方、アスペクト比、レンズフレアとストリークの作り方などを低コストで行うことを解説している。 Cooke、ARRI、Vantageなどの非常に高価なレンズを使わなくても、既存のレンズとアナモルフィックアダプターを使用すれば実現できる。

彼のサイトでは、サムヤン35mm T1.5シネレンズをアナモフィックルックに変更する方法やコンタックススチルレンズを変更する方法を見ることができる。 もう1つの重要なトピックは、アナモフィック撮影でのセンサーサイズだ。このテーマに関する彼の見解も述べられている。
アナモフィックレンズの使い方
上のビデオでは、安価な球面レンズにアダプターなどを使用してアナモフィックなルックを作っても、映像の品質に必ずしも影響しないと説明している。高価なアナモフィックシネマレンズと、安価な民生用レンズを使った場合の主な違いは、画質自体ではなく、取り扱いやビルド品質、ワークフローなどの違いが大きいと述べている。
予算が潤沢なアナモフィック撮影では、色を統一した高品質のアナモフィックレンズのセットを使用する。フォーカスギアとアイリスギアの位置は統一されており、フロント径も統一されているのでマットボックスを調整しなおす必要はない。ジンバルやステディカムに乗せ換えることも考慮されており、重量も統一されている。

安価なレンズではワークフローの観点から理想的ではないが、映像自体はそれほど変わらない。
DIY
利用可能なツールを使用して、DIYで自分好みの機材を作り上げるのもよいだろう。見た目は変わらないので、低コストでアナモフィックライクな映像が撮れれば、それに越したことはない。もちろん、高価な機器を使用するとワークフローの面で有利だが、使うためには多くのクルーが必要になる。
Link: Tito’s YouTube channel