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中古ドローンをウクライナに送る - ポーランドのドローンメーカーSpartaqsが協力

中古ドローンをウクライナに送る - ポーランドのドローンメーカーSpartaqsが協力

武力紛争が続くウクライナの人々を支援するため、ポーランドのドローンメーカーSpartaqs(スパルタクス)は、使用済みの娯楽用ドローンを回収し、整備して隣国ウクライナに届けるキャンペーンを開始した。

ドローンは様々なことができるが、パイロットがドローンのすぐ近くにいなくてもライブ映像が送れるというのは、その可能性のひとつだ。通常、パイロットは現地の法律や規制(ドローンへの視線を維持するなど)に従わなければならないが、命の危険がある場合は事情が異なる。

Spartaqs drone
image credit: Spartaqs

そのような状況では、ドローンが空飛ぶ目となって周辺を見張り、避難経路の可能性を見つけたり、周辺の安全を確認したりといったことができる。そして、これこそが同社が今回のキャンペーンを立ち上げた理由だ。

ウクライナへドローンを

スパルタクスは、DJIを筆頭にあらゆるメーカーのプライベートドローンを回収し、完全に機能する機器だけをウクライナに送るサービスしている。

Spartaqs drones
Servicing used drones. Image credit: Spartaqs

同社では、消耗したバッテリーを交換し、紛争地域で比較的安全に使用できるようにドローンを改造する。すべてのライトは完全に無効化される。また、インターネット接続は不要で、離陸前にアップデートを要求されることもない。また、一部のドローンは、赤外線カメラシステムなどを搭載し、暗視装置として使用できるように改造される予定だ。

Spartaqs社の共同経営者であるSławomir Huczała氏が述べるように、これらのドローンはウクライナの人々の安全を可能な限り確保するために役立つ可能性がある。これらのドローンは、非軍事的な目的でのみ使用されることを意図している。住民が無防備に歩き回ることがないように、環境を観察するためのものだ。

譲渡されたドローンは、危険にさらされた地域から民間人を安全に避難させるための組織、防衛活動の支援、都市への被害や民間人への危害の記録などに使用される予定です。

Spartaqs

このキャンペーンはポーランド政府、ウクライナ政府と連携しており、ポーランドの郵便局は、あなたの使っていないドローン(またはその部品)をスパルタクスのサービスセンターまで無料で届けてくれる。ウクライナ側と協力しているNGOは、ドローンを国境まで運び、そこから紛争地域まで届ける。

実績

これまでに26セットがウクライナに届けられ、さらに22セットが準備されている。Spartaqsはこれまでに合計78セットのドローンを受領している。

Spartaqs Drones
ready to go! Image credit: Spartaqs

「ウクライナにドローンを」キャンペーンに関するSpartaqsへの問い合わせは、次のメールアドレスへ:[email protected]

Source: DerStandard (in German)

featured image credit: background photo by ShareGrid on Unsplash, Ukraine flag: Wikimedia Commons

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