
シグマのオートフォーカスシネレンズのラインナップがついに現実のものとなりつつある!本日の発表では、以前から予告されていたSIGMA 28-45mm T2フルサイズ対応オートフォーカスシネレンズだけでなく、28-105mm T3バージョンも登場する。詳細ま情報はまだ限られているが、これまでに分かっていることは以下の通りだ。
前回、IBC2024でシグマに28-45mm T2フルサイズオートフォーカスレンズについてレポートした時、同社は製品化の判断のために、ユーザーからのフィードバックを求めていた。我々は、潜在的なユーザーからのフィードバックがポジティブなものであったことを純粋に喜んでいる。同社は先に発表したレンズだけでなく、フルサイズの28-105mm T3オートフォーカスレンズも開発している。

主な特徴
28-45mm T2 FFと28-105mm T3 FFの光学系は、28-45mm F1.8 DG DN|ArtとSIGMA 28-105mm F2.8 DG DN|Artの設計に基づいている。同社によると、これらのシネバージョンは、長年の光学設計の専門知識と最新の開発技術、そして高度な製造技術を組み合わせたものだという。その目標は、「焦点距離やフォーカス位置に関係なく、卓越した解像力と美しいボケを実現し、フレアやゴーストを最小限に抑えたシャープでクリーンなルック」を実現することだった。
Artレンズとの主な違いの1つは、プロの映画制作用に最適化された「シネマスタイル」の機構と操作性だ。これらのレンズは、回転制限のあるフォーカスリング、業界標準の0.8Mピッチギア、現代の業界の要求に応えるように設計されたクリックレスの絞りリングを備えている。

AF性能
28-45mm AF Cineレンズは、ソニーA1ミラーレスカメラでのAF性能は完璧であった。このレンズはリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)を搭載しており、アクションシーンでの激しい動きの中でも素早くフォーカスを移動させることができる。

主な仕様
- 対応マウント:Lマウント、ソニーEマウント
- フロントフィルター径:M 82 x 0.75 mm

*数値はLマウントのもの。出典:シグマ
価格と発売時期
シグマのフルサイズ用オートフォーカスシネレンズの価格は未定だが、28-45mm T2 FFは2025年11月に、28-105mm T3 FFは2026年春に発売される予定だ。